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感染症・呼吸器内科より、アレルギー性鼻炎から好酸球増多症候群を発症した例が学会機関紙に掲載されました

感染症・呼吸器内科において、アレルギー性鼻炎から好酸球増多症候群を併発するという極めて稀な経過を示す症例が確認され、日本アレルギー学会の機関誌に掲載されました。
アレルギー性鼻炎の治療歴を有する症例で,原因不明の発熱に対する抗生剤の治療により,急性呼吸不全をともなう急性好酸球性肺炎が生じました.副腎皮質ホルモンの全身性投与で軽快し,副腎皮質ホルモンを減量する過程で,好酸球性肺炎が再燃したため,副腎皮質ホルモンを増量しました.状態が安定した後に再び副腎皮質ホルモンの漸減を進めたところ,好酸球性肺炎の再燃はありませんでしたが,好酸球性蜂窩織炎を併発しました. 
好酸球性蜂窩織炎は 80 例ほどしか報告されていない稀な疾患です。そして、このような好酸球増多症による多臓器障害が治療経過中に連続性に起こる臨床経過はまだほとんど報告されていません。

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