消化器内科学講座
診療
小腸最大級!?回盲部巨大ポリープを内視鏡で完全切除
消化器内科では、中年女性に発生した回腸由来の巨大有茎性ポリープ(最大径62mm)に対し、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を用いて穿孔なく一括切除に成功しました。切除後は、食後の腹痛などの症状が完全に消失しました。病理診断は良性の炎症性線維性ポリープ(IFP)でした。本症例は、小腸IFPの内視鏡切除例として世界最大サイズと考えられ、日本消化器内視鏡学会の英文医学雑誌(IF 1.5)に掲載されました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/deo2.70177