経頸静脈的肝生検(Transjugular Liver Biopsy:TJLB)を初実施しました

 会津医療センターではこのたび、放射線科(IVR部門)において、**経頸静脈的肝生検(Transjugular LiverBiopsy:TJLB)**の初症例を実施し、無事に終了いたしました。
 本検査は、頸部の静脈(内頸静脈)からカテーテルを挿入し、肝静脈を経由して肝組織を採取する方法です。従来の経皮的肝生検では出血リスクが高く実施が困難であった患者さんに対しても、安全性を確保しながら病理診断を行うことが可能となります。
 本技術は、令和6年度診療報酬改定において新たに保険収載された医療技術です。学会提案および医療技術評価分科会での検討を経て、出血リスクを有する患者に対する安全性向上の観点から保険適用が認められました。これは、エビデンスに基づく医療技術を迅速に臨床現場へ還元する制度的枠組みの成果でもあります。
 今回の症例では、放射線科IVRチームを中心に、消化器内科、病理部門、看護部門など多職種が連携し、適応を慎重に検討したうえで実施しました。術後経過は良好で、重大な合併症は認めておりません。

当センターでは、地域における高度急性期医療を担う大学附属病院として、新たに保険収載された医療技術についても、安全管理体制を整えたうえで迅速に導入し、患者さんにとってより安全で質の高い医療を提供してまいります。

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