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2019年4月着任
研修教育センター長/
総合内科学講座 教授
山中克郎先生からのメッセージ

山中 克郎先生
総合内科 山中 克郎

私たちはベッドサイドでの実践的な教育を通じて、問診と基本的診察を大切にした優しい医療をめざしています。
そのトレーニングこそ病気ではなく患者さんを治療することであり、医師の臨床能力をさらに向上させます。

攻める問診

優秀な内科医は80%の診断を問診だけで行うと言われています。残りの10%は身体診察、10%は血液検査や画像が診断に寄与します。問診は大切ですが、患者さんの話をそのまま聞いているだけではだめです。症状や既往歴を聞きながら、どのような疾患の可能性が高いか、鑑別診断をどんどん絞り込んでいくことが重要です。診断に必要なことをズバッと聞きこむ問診技術の習得が必要なのです。

心をつかむ

不安を持って訪れる患者さんに対しては「それは大変だったですね。今日来ていただいて本当によかったと思います」と心から共感を持って接し手を握りしめます。最初の1分間で患者さんの心をグッとつかむことが大切です。心が通わなければ重要な情報は聞きだせなくなります。患者さんは信頼できる医師にしか大切な情報を話しません。「笑顔」、「誠実」、「知性」が第一印象の重要な要素です。人を幸せにする笑顔、信頼を与える誠実な振る舞い、プロフェッショナルを感じさせる知性により、人は大きな安心感を得るのです。

病歴と身体診察の重視

ハートに聴診器をあてる医者

十分な病歴聴取や正確な身体診察ができない、得られた情報を批判的に考察することができない、臨床推論ができない、適切な治療計画が立てられない、コミュニケーション能力が低いという「臨床能力が欠如した医師」が増えていることを嘆く指導医もいます(Tex Heart Inst J. 2005;32(3): 255-257)。詳細な病歴や身体診察を省けば、患者と医師の絆は希薄になります。

日本では高齢化が急速に進行しています。高齢者は多くの疾患をかかえることが多いため、どのような専門領域に進んでも、総合診療的な視点から幅広く人間全体を診ることは極めて重要です。私たちはベッドサイドでの実践的な教育を通じて、問診と基本的診察を大切にした優しい医療をめざしています。そのトレーニングこそ病気ではなく患者さんを治療することであり、医師の臨床能力をさらに向上させます。

医療で最も大切なことは患者さんや家族に対する「温かい思いやりの心」です。医療従事者と患者さんが切迫した状況で向き合う医療は様々な誤解が生じやすい場です。そのような難しい環境だからこそ優しい気持ちを持ち、患者さんや家族により近い視点で接することが重要です。言葉にならない心の声を、微笑みを持って受け止める優しさは、どのような治療薬にも勝るのです。

先輩の声

初期研修医・後期研修医

愛情を持って研修医を育てようとする環境があります

初期研修医勤続年数:1年
M・Mさん

当院の初期研修は、研修医が基本的な診療能力を身に付け、一人診療所でも対応できる人材になることを目指しています。
研修では、1年目の4月から、週に1回上級医と救急外来の当直を行い、外来診療能力を養います。また、外科的基本手技、心臓・腹部超音波検査、上部消化管内視鏡など、多くの手技を経験することができます。
院内では、週に2回研修医勉強会が行われています。症例や論文から学んだことをまとめ、発表することで、論理的思考を身に付けます。
加えて、当院では、初期研修中に学会発表もしくは論文発表をすることを義務付けています。発表の機会が多く、プレゼンテーション能力を高めることができるのも、当院の研修の魅力の一つです。
休日には、院外で行われている勉強会やセミナーに積極的に参加しています。専門的な知識を学ぶことで、日々の診療に役立てることができます。
私は、毎日非常に充実した研修生活を送っています。先生方やスタッフの皆さんはとても優しく、教育的な方ばかりです。当院には、愛情を持って研修医を育てようとする環境があります。
ご興味がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

アカデミックで知識・経験が豊富な上級医から直接指導が受けられます

初期研修医勤続年数:1年
Y・Nさん

結論から申し上げます。当院での初期研修は最高です。おすすめです。いいところを挙げればきりがないですが、いくつか紹介いたします。

「公立大学法人福島県立医科大学会津医療センター附属病院」という名称の通り、当院は医科大学の附属病院です。アカデミックで知識・経験が豊富な上級医から直接指導が受けられます。一方で、当院の前身は「福島県立会津総合病院・福島県立喜多方病院」という市中病院です。いわゆるcommon diseaseの患者さんが多く来院されます。そのため、当院では大学病院と市中病院のいいとこ取りの研修ができるのです。わくわくしませんか?

また、担当患者さんに生じた問題一つひとつにしっかりと向き合い、最も適切な方針を自分で考えて選択する習慣が身につきます。担当症例が多すぎて、上級医に言われるがまま検査や治療をオーダーするといったことはありません。

加えて、当院の日当直業務は原則として平日に割り振られます。土日祝日は、ローテート中の診療科の業務のみで、それ以外の業務に追われることはありません。院外の勉強会にも参加しやすい雰囲気が病院全体にあります。

魅力はもっともっとありますが、残念ながら文字数の制約のためこれ以上ご紹介できません。ぜひ実習や病院見学にいらしてください。きっと当院で研修したくなりますよ。

血液病を幅広く経験することができる最良の環境です

後期研修医勤続年数:4年
S・Iさん

私は当院の初期研修を修了後、血液内科専攻医として研修中です。当院は超高齢社会を迎えた会津地域において唯一の血液内科であり、常時30~40人程度の入院患者を有するActivityの高い診療科です。

入院では急性白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの造血器腫瘍に対する化学療法を中心に行っております。最新の論文や知見を参考に、新規治療薬/抗体薬等の分子標的治療薬を駆使しながら、個々人に最適な治療を展開します。当科では自家末梢血幹細胞移植にも対応しており、良い成績を挙げています。同種移植が必要と判断される症例は、県内外の施設と連携しスムーズに移植に進めるように工夫しています。

また専攻医の早い段階から外来診療を経験できるのも魅力的です。健診での血算異常や各種貧血などの非腫瘍性疾患から骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、特発性血小板減少性紫斑病…など外来で診療することの多い疾患のアセスメントを、上級医の助言を貰いながら学ぶことができます。

各診療科にコンサルトする機会が多い血液内科ですが、その垣根は低く病院のスタッフの皆様も優しい方ばかりです。年に2回『会津血液研究会』を開催しており会津地域全体、多職種で血液に関する知識を深めながら交流する機会もあります。

会津地域の血液診療を一緒に盛り上げてくれる先生方を心待ちにしております!

看護師

自分の「看護」を高めながら互いに学びあうことのできる環境が整った病院だと思います

看護師勤続年数:4年
R・Kさん

私が勤務している4階北病棟は、血液内科と総合内科の混合病棟です。中でも血液内科は、会津地方では当院にしかありません。様々な抗がん剤治療を行う血液内科では、薬剤についての知識を学び経験を積むことができます。そんな血液内科で勤務する看護師には、患者さんとその家族に寄り添う看護が求められます。長い治療期間を患者さんと共に乗り越えていくことは大変ですが、とてもやりがいを感じることのできる職場です。

私は、看護師として仕事を始めて4年目になりますが、新人の頃から先輩たちのサポートを受けながら、1つ1つ着実に看護技術の習得に臨むことができています。院内研修も豊富にあり、わからないことなどは認定看護師や病棟の先輩看護師に気軽に質問することができます。

また、男性看護師も病棟に配属されており、同じ男性看護師の私にとっては、何でも気兼ねなく相談できる環境で仕事をすることができています。当院は、自分の「看護」を高めながら互いに学びあうことのできる環境が整った病院だと思います。

これからも、自分ができる「看護」とは何かを考えながら、患者さんと向き合っていきたいです。

看護師に必要な知識や技術を働きながら日々高めていくことができます

看護師勤続年数:4年
M・Oさん

私は、3階南病棟に所属する4年目の看護師です。

当院では「切れ目のない看護」「その人の看護」をモットーとしています。外来から入院、退院、退院後まで多職種で連携を図り、協力し合いながら、切れ目のない看護を提供しています。

当院には2人の専門看護師、10人の認定看護師の方がいます(2018年12月時点)。そのため、つねに新しい知識や技術を学び、個々に合った効果的な看護ケアを提供する環境が整っており、日々の看護ケアで疑問を抱いたり悩んだりした時には、すぐに相談することができます。

また、新卒・新人の教育については、プリセプターシップと3年目までの計画的な研修が組まれています。その後もラダー制で研修が計画されていて、看護師に必要な知識や技術を働きながら日々高めていくことができます。

院内は清潔感があり、患者様へ気持ちよく看護を提供することができます。患者様からも「キレイだね」とお声を頂いています。スタッフも、明るく、優しく、楽しい方がたくさんいて、働きやすい環境です。

ちなみに、院内には「つくし園」という職員用の託児所があるので、小さなお子さんがいらっしゃる方でも安心です。

ぜひ、私達と一緒に働いてみませんか?

薬剤師

向学心の旺盛な先輩と一緒に働くことは、私にとって日々勉強になっています

薬剤師勤続年数:2年
M・Tさん

私が会津医療センターで働きたいと思った主な理由は、自分の地元であること、大学病院であること、血液内科があること、があげられます。血液内科病棟の担当を希望したのは、血算をより理解したいと思ったから、そして癌領域の中でも根治を目指せる疾患があるからです。

血液内科の先生方はコメディカルにも理解があり、情報共有を常に考えてくださるため、カンファレンスや回診に参加する機会をいただいています。血液内科の病棟は当院で忙しい病棟の1つですが、所属している看護師さんの人柄の影響もあって、雰囲気はよく働きやすい職場です。また、一緒に病棟を担当している薬剤師の先輩は、働きながら大学院に通っています。今年は学会で発表もされ、そんな向学心の旺盛な先輩と一緒に働くことは、私にとって日々勉強になっています。

血液内科領域も免疫療法をはじめ、次々と新しいお薬が発売されています。当院は大学病院なので、最新の動向や知見など必要な情報を論文などから入手しやすい環境にあります。薬に関する適切な情報を用いて、適切な治療を患者さんに届けられるよう、少しでも貢献できたらと思い日々業務にあたっています。

最後に、色々な病院を見学することは決して無駄にはならないと思います。病院の薬剤師の業務に少しでも興味がある方は、ぜひ当院に見学にきてください。

東北で数少ない漢方調剤室と、漢方について直接学べる環境があるところが魅力的です

薬剤師勤続年数:1年
M・Kさん

私は、大学卒業後、関東の調剤薬局に就職しました。調剤薬局では、病気を処方箋から推測し、患者様から直接お伺いして間違いないかを確認します。しかし、この方法では患者様の背景を十分に把握することが難しいと感じることが多くなり、病院の中で働くことにより患者様の背景を把握し、薬剤師としての役割を果たしたいと思うようになりました。

当院を選んだ理由として、ひとつは学生時代から漢方に興味があり、東北で数少ない漢方調剤室が設置され、地元で栽培している生薬を使用するなど会津の歴史を大切にした漢方に力を入れていることがあります。もうひとつは、病院見学の際に薬剤師が明るく仕事をしていると感じたからです。入職後は新しい環境で不安を感じていましたが、薬剤部内全員のフォローを受け、安心して業務を行うことができています。

現在は注射調剤を担当していますが、調剤薬局では注射剤をほとんど扱うことがなかったため、一から勉強しています。投与量、ルートの確認は勿論ですが、配合変化の確認など気を付けなければいけないことが多く、日々先輩に指導して頂いています。

ちなみに、漢方について勉強しようとしても、どのように勉強して良いかわからない、と不安を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では漢方医学講座の三潴忠道教授が開催している朝の勉強会に参加することができます。三潴教授から漢方について直接学べる環境があるのも魅力の1つだと思います。

まずは病院見学に来てみてください。

臨床工学技士

仕事の相談も気軽にでき、悩みなども親身になって受け答えしてくれます

臨床工学技士勤続年数:1年
C・Mさん

自分の生まれは会津地域で、大学に入学するまでずっと会津地域に住んでいました。大学生だった頃、就職活動の時期が近づいてくるにつれ、地元に戻って貢献したいと考えるようになりました。その後、自分も地元の地域医療の重要な一端を担う病院に就職しようと決意し、会津医療センターへ就職しました。

当院の臨床工学部は、職員同士の関係が良好で、仕事の相談も気軽にでき、悩みなども親身になって受け答えしてくれます。また、気軽に話しかけやすい方、声を掛けてくれる方も多いです。休日なども自分の時間は確保でき、仕事をするにはとてもいい関係と環境になっています。

また、自分はカテーテル室業務を中心としながら、手術室業務や透析、ペースメーカー外来などの業務を行っています。まだまだ勉強中ではありますが、様々な業務を経験することで広く知識を得ることが出来ています。

この他にもここには書ききれない色々な良い点、魅力的な点があります。働いてみてもいいかなと少しでも思った方は、是非とも、ここ会津医療センターで共に働きましょう。

職員同士、患者さんとの距離が近く気軽に話すことができるのが魅力的です

臨床工学技士勤続年数:1年
T・Aさん

私は、子どもの頃から人の命を救う医療という分野に憧れがありました。一方で、医療職というものは人の命に関わる繊細な作業が要求されるものだ、という思い込みがあり、手先があまり器用な方ではない自分にはとても無理だろうと考え、諦めていました。しかし、機械の操作・保守点検という分野で医療現場に関わる臨床工学技士という職業を知り、この職業なら機械いじりが好きな自分でも医療の現場で働けるかもしれない、と一念発起し専門学校で資格を取りました。

会津医療センターには2017年4月に入職しました。現在は院内医療機器の保守点検業務・心臓カテーテル業務・透析室業務・手術室業務を行っています。仕事は大変ですが、自分の好きな機械の分野で人の命を救うことに貢献できることにやりがいを感じています。

また、病院で使用する医療機器は年々進歩し、高機能化・複雑化しています。それに対応するのも臨床工学技士の仕事です。医療機器の進歩に追いつくための勉強もまた大変ですが、それは翻って考えれば、臨床工学技士の活躍の場が年々広がっているということです。それもまた臨床工学技士の魅力だと私は思います。

臨床検査技師

患者さんの病気の発見に直接携わる、やりがいのある仕事です

臨床検査技師勤続年数:3年
R・Wさん

私は、臨床検査技師として当院に就職して3年になりました。入職時から生理検査室に所属し、“検体”ではなく“人”を相手として日々検査を行っています。

具体的には、心電図や肺機能検査をはじめ、超音波検査、脳波、神経伝導検査、睡眠時無呼吸症候群の検査など、様々な検査を行っています。患者さんを検査して病気の発見に直接携わるので、とてもやりがいを感じることのできる仕事です。

当院の生理検査室では曜日ごとに担当を割り振り、毎日いろいろな種類の検査を実施しています。そのため、たくさんの知識や技術を幅広く身につける必要があります。私はまだまだ経験が浅く、わからないこともたくさんあるため、勉強会に参加したり、先輩方に指導をして頂いたりしながら様々な検査に取り組み、経験を積んでいます。たくさんの症例を経験して臨床側から信頼してもらえるような検査技師に、そして患者さんのためになる検査を提供できる検査技師になりたいと思っています。

ぜひ、私たちと一緒に当院で働いてみませんか?

放射線技師

現場目線で設計されたフロアで、より効率的で効果的な業務を行える環境が整っています

放射線技師勤続年数:2年
M・Iさん

放射線部では、一般撮影、透視撮影、CT、MRI、核医学、血管撮影など、各モダリティを各スタッフがローテーションしながら担当しています。1つのモダリティに留まることなく、様々なモダリティを経験でき、幅広い知識を身につけることができます。

一般撮影では、胸・腹部の撮影や整形外科分野の撮影など、FPDで撮影しています。中でも、整形外科分野の撮影では、全脊柱や全下肢の長尺撮影の立位撮影装置があります。立位長尺撮影は、1枚のFPDが自動で動きながら3枚の画像を連続で撮影したものを画像処理で結合し、長尺撮影を行うことで検査時間を短縮することができます。

また、CTでは、320列CTを使用しています。そのため、拍動を抑えた心臓冠動脈撮影など、より高精度な撮影ができます。

このような新しい装置も実際に経験できます。

一方、フロア自体も現場目線で設計されており、より効率的で効果的な業務を行える環境が整っています。例えば、CTとMRIの操作室は同じフロアで行っているため、両方の検査が入っている患者様について互いに情報共有しやすくなっています。また、放射線科医の読影室がCT・MRI操作室に隣接しているため、撮影シーケンスや追加撮影の確認、実施中の検査の画像所見などをすぐに尋ねることができます。このため、より詳しい検査に迅速に繋げられることも1つの魅力です。

検査が診断に大きく関わってくることもあるので責任があります

放射線技師勤続年数:2年
S・Hさん

私はこの病院に入職して2年目の放射線技師です。当院には10名の放射線技師が従事しており(2018年12月時点)、一般撮影、透視、骨密度測定、血管撮影、CT、MRI、RIのそれぞれの装置を用いて画像検査を主に行っています。

今、私が主に携わっている業務はCT撮影です。CT装置は最新鋭のキヤノンメディカルシステムズ社製のAquilion One(320列面検出器)を1台使用しています。この装置は体軸方向に最大160[mm]の範囲を一回転(0.275秒)で撮影することが可能で、頭部や心臓の検査で画質の向上や被ばくの低減に期待できることが特徴です。

毎日、全診療科から検査の依頼があり朝から夕方まで稼働しています。ここでの検査が診断に大きく関わっていくこともあるので責任はあります。しかし、適切な検査を行い適切な画像を提供することで患者さんの診療に貢献していることも働きながら実感でき、とてもやりがいをもって検査を行えます。

また、当院では放射線科と消化器科(小腸・大腸内科、大腸肛門外科)の先生の協力のもと、大腸3D-CT検査をルーチン検査で行っています。他病院の検査法やデータなどを取り入れ、当院独自の方法でより良い検査ができるよう努めています。

管理栄養士

職員同士、患者さんとの距離が近く気軽に話すことができるのが魅力的です

管理栄養士勤続年数:2年
N・Sさん

管理栄養士は、入院患者さんの栄養管理や入院・外来患者さんの栄養指導などを行っています。

入院患者さんの栄養管理は、管理栄養士が病棟ごとに担当します。病棟によって診療科が異なるため、担当している病棟に多い疾患や病態についての知識が必要です。そのため、今まで資格取得のために学んできた知識や経験だけではわからないことや難しいことなどもありますが、その時は管理栄養士の先輩方や他職種の方に相談をしながら解決しています。

また、毎週多職種のカンファランスがあり、患者さんの病状で気になっていることを確認したり、食事や栄養指導について提案したりもしています。日々の業務の中でやりがいを感じるのは、食事の内容・量・形態などを個別に対応したことで、食事をあまり食べられない患者さんの食べる量が増えた時や、栄養指導で関わった患者さんの食生活が改善して検査値も良くなった時などです。こういったときは、とても嬉しい気持になります。

医師や看護師、薬剤師など様々な職種の方と関わる機会が多いですが、どの職種の方も接しやすく話しやすい雰囲気があります。当院は規模があまり大きくないこともあって、職員同士の距離も患者さんとの距離も近く、気軽に話すことができるのも魅力です。

理学療法士・作業療法士

患者さんの笑顔のために一生懸命になれる仕事です

理学療法士勤続年数:7年
T・Eさん

私は理学療法士として、患者さんへの急性期リハビリテーション(リハ)に携わっています。患者さんには当院に入院して良かったと思って頂けるようなリハの提供を目指し、日々奮闘しています。出来なかったことが出来るようになったときの患者さんの笑顔が日々の活力の源です。

一人の力では限界があるため、カンファレンスというミーティングを行っています。医師をチームリーダーとして、看護師や薬剤師、管理栄養士などなど、たくさんの仲間とチーム医療を実践しています。患者さんのことを考えているからこそ、真剣に意見を交わし、ぶつかり合うこともあります。しかし、情報を共有してスタッフ同士の連携を取ることで、よりよいリハを提供できます。

また、会津医療センターは「地域の医療を支える診療・研究・教育の拠点」として機能するために、最新の機器が導入され、今まで経験したことのない多くのことを学ぶことができます。勤務しながら大学院に通うこともできました。学会・研究活動も盛んで、国内・外の学会に参加し、最新の専門知識に触れることもできますし、日々の臨床の疑問を研究して学会発表や論文投稿することも応援してくれます。

忙しいと日々の仕事は受動的になりがちですが、自分から学びたい姿勢があれば応援してくれる職場です。本気でやるからこそ楽しさや喜びも大きくなります。スキルアップを目指したい方、ぜひ一緒に働きましょう。

地域に信頼される素敵な病院を、一緒に作っていきませんか?

作業療法士勤続年数:4年
S・Sさん

今この文章を読んでいる方は、どんな思いでこのページを開いてくださっているでしょうか。故郷の医療に貢献したい、大学病院で研究や臨床を学んでみたい…色々な思いがあるのではないかと想像します。もし当院を受験するか悩んでいる方がいたら、少しでも「会津医療センターいいかも!」と思っていただけるきっかけになれば、と願います。

私の一日は、明るい挨拶から始まります。職種や上下関係に関わらず、気持ちの良い挨拶ができる職場です。業務では、主に運動器疾患、特に脊椎・脊髄疾患を中心にリハビリテーションを行います。患者さんの笑顔が日々の原動力です。研究活動も盛んであり、臨床を通して感じた疑問を調べることができます。研究というと、身構えてしまう方もいるかもしれませんが、私もその一人でした。今も自信はありませんが、できないことを笑わず、手を貸してくれる仲間がいます。業務後には、他愛ない会話や臨床の相談をしています。話しやすい雰囲気となるよう配慮してくれる上司もおり、働きやすい職場です。

最後に、入職して良かったと思うことは、仕事に誠実に取り組む仲間が沢山いることです。経験年数によらず意見を汲む姿勢があり、向上心を持ち仕事に取り組めます。

より良い医療提供のため悩むこともありますが、そばで応援してくれる仲間や、地域で暮らす方の温かさに触れてほっこりする瞬間もあります。勉学のみならず、学ぶことの多い環境です。共に地域に信頼される、素敵な病院を作っていきませんか。

事務

右も左もわからない状況でしたが沢山の職員にフォローしてもらいました

事務勤続年数:5年
Y・Mさん

私は、転職して平成25年4月に会津医療センター準備室に配属となり、同年5月の開院から会津医療センターで働いています。

会津医療センターの事務局は、経営企画室、総務課、医事課から構成されており、私は、医事課医療連携相談係及び患者支援センターのソーシャルワーカーとして患者さんへの医療相談や退院調整業務を行っています。会津医療センターで働く前は、デイサービス相談員、地域包括支援センター職員として仕事をしてきましたが、病院勤務は会津医療センターが初めてで、右も左もわからない状況でした。しかも当時は、ソーシャルワーカーが私一人という状況で不安で一杯でしたが、医事課職員や、患者支援センターの看護師や事務スタッフ等、沢山の職員にフォローしてもらい日々の業務を乗り越えることができました。今、ここで仕事が出来ているのもスタッフに恵まれたからだと思っています。

これから病院で初めて働くという方の中には、業務面で不安なこともあると思いますが、当院にはフォローしてくれる頼もしいスタッフがいます。業務柄、色々な部署のスタッフと交流のある私が言うのだから間違いありません。安心して採用試験を受けてください。皆さんと一緒に仕事が出来ることをお待ちしています。

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