サル正常組織の遺伝子発現プロファイルのデータベース
- カニクイザルから採取可能なあらゆる組織(正常)を採取しました。
- 採取した正常組織より抽出したRNAを用いて遺伝子発現プロファイルを取得し、データベース化しました。
- カニクイザルとヒトの遺伝子配列は非常によく似ているため、ヒト用のDNAマイクロアレイを用いてカニクイザルの遺伝子発現プロファイルを取得することが可能です。取得した遺伝子発現プロファイルは、ヒト由来サンプルの遺伝子発現プロファイルとの横並び比較が可能です。
- カニクイザルは、ヒトでは入手が難しい正常な臓器や組織を採取できるため、正常組織における薬剤(特にバイオ医薬品)の標的分子の発現状況を詳細に検討することが可能です。副作用を予測するうえで有用です。
- ヒトとカニクイザルの遺伝子発現プロファイルの相違点を明らかにすることにより、ヒト特有の生物学的特性の理解に役立ちます。
カニクイザルはヒトの代替モデルとしての価値を高めており、創薬研究に欠かせない重要なリソースとなりつつあります。創薬研究または生物学の新たなステージへの礎として、ぜひカニクイザルの遺伝子発現データをご活用ください。
■ 利用可能なカニクイザル組織サンプルのリスト
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カニクイザル組織サンプルリスト | Excel |
■ 関連資料
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【配布資料第8号】 遺伝子発現アトラス ~正常カニクイザル組織~ (2015年9月18日発行) | E-Book |