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理事長室からの花だより

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理事長室からの花だより

2009.06.12

vol.34  − 時代 −

執務室から見下ろす前庭には、散り落ちて「哀れ」を象徴しているようなエゴノキに代わってヤマボウシ(山法師)が咲いています。高所から見る山法師の純白な花弁(実際は違うらしい)は、梅雨を思わせるここ数日の気候とは正反対に、見る人にきりりとした爽やかさを与えてくれます。
室内には、前号(vol.33)で紹介した鉄線の紫が日本的な「粋」を演じてくれています。

問題対応型から問題設定型へと舵を切ろうとリーダーシップを発揮すると、波風が立ちます。
人間とは面倒な生き物です。県の配慮により教員定数が大幅に増えても、今では感謝の気持ちが薄れてしまい、昔からあるような感覚で捉えられてしまっています。
「人間は、自分にとって必要なものが満たされ始めるまで、どれ程それを必要としていたかは決して分からないものだ」という小説のセリフは、逆ではないかと思いたくなります。
一方、このような短期間での定数増と予算増といった政策実施は、犖立瓩任△襪らこそ可能だったのです。狎瀉崋圻瓩任△觚と大学との迅速で緊密な意思疎通が常にあり、問題意識を共有できた結果です。時代のパラダイムシフトを感じます。
この事実は、「ある時代での強みは、時代が代わると弱みになってしまう」という、歴史の教訓に合致しています。

こんなうっとうしい気分や気候の時は、会議用のスペースと執務室に置いてある、千住博の「ウォーターフォール」、斎藤清の「会津の冬シリーズ98」(以前に院長として勤務していた病院の近くの見慣れた風景を描いています)と初期の代表作である「Autumn」の緑の女性を眺めて、心の波立を落ち着かせています。


(福島県立医科大学理事長 菊地臣一)


今週の花


【理事長室】
■ニシキギ
ニシキギ科 落葉低木
原産:日本 朝鮮半島 中国
別名:ヤハズニシキギ
《名前の由来》 秋の紅葉が非常に美しく、その姿を錦に例えて。
カエデ、スズランの木とならぶ世界3大紅葉樹。
枝にコルク質の翼を4方向につけるのが特徴。
翼の部分を弓矢の羽(矢筈)に例えたのが別名の由来。
春に5伉の小さな花を咲かせる。
赤い実をつけ、秋に熟すと裂けて橙赤色の種子が現れる。
※拡大写真http://www.fmu.ac.jp/univ/hana_img/34_zoom1.jpg
(無断転載等はご遠慮ください)


【秘書室】
■花菖蒲
アヤメ科 多年草
原産:日本
《名前の由来》 菖蒲に似た草姿できれいな花を咲かせることから。
江戸時代からノハナショウブをもとに改良発達した園芸品種。
今では2000品種ほどあるとされる。
端午の節句の菖蒲湯はサトイモ科の菖蒲。

■ギボウシ
ユリ科 多年草
原産:日本 中国
斑入りやブルー系、ライム色など葉色がとても綺麗で観賞価値の高いグリーン。
初夏から秋にかけて花を咲かせる。
花は寿命が短く、一日で萎むためディリリーの英名がある。
日陰にも強く、ガーデニングでも人気種。
※前号(vol.33)学長室で使用したものと同じだが、今週のギボウシは斑入り。
※拡大写真http://www.fmu.ac.jp/univ/hana_img/34_zoom2.jpg
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《 今回は本学職員より、美しい芍薬(シャクヤク)が届きました 》
※拡大写真http://www.fmu.ac.jp/univ/hana_img/34_zoom3.jpg
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