医学部長ごあいさつ
復興と健康増進を担う良き医師の育成をめざして
福島県立医科大学医学部では福島県の復興に貢献できる次のような人を求めています。
1.いのちを尊ぶ心を備えた人
2.高い倫理観と豊かな人間性を備えた人
3.広い視野と適切な判断力を備えた人
4.科学的探求心と創造力を備えた人
5.地域に根ざした医療に貢献する熱意を備えた人
福島県立医科大学医学部は白河医術講義所(1871年開設)に源を発し、昭和19(1944)年の福島県立女子医学専門学校を経て、昭和 22(1947)年に新制医科大学として発足しました。早暁以来140年という長い歴史を有しています。世界的視野で日本と極東アジアの近代化を進めた 後藤新平(1857-1929、台湾総督府長、関東大震災後の帝都復興院長)も先人の一人です。
教育理念は「心を感じ、知を持ち、技を活かし、和を育み、地域を創造する医師を養成する」を掲げ、豊かな人間性と人間愛に根ざした広い視野を持ち、最新の 知識・技術と科学的探求心を有する医師の養成を目指しています。教育・研修カリキュラムは6年一貫らせん型教育から卒後の研修(臨床研修、専門医研修)、医師のキャリア形成まで対応する一貫した育成システムを採用しています。このため、卒前から生涯に亘って支援する 「医療人育成・支援センター」 を設置し、医師のキャリア全般を支援しています。県内主要病院と協力した医学医療教育、シミュレーション教育、災害医療、海外研修にも力を入れ、高い水準の教育を維持しています。高い国家試験合格率に裏打ちされ、海外にも羽ばたく、多様な実力ある良医を育成しています。
3.11震災後、世界中の頭脳と国の全面的な支援のもと、“ピンチをチャンスに”を合言葉に福島県立医科大学は先頭に立って働き、20年後には福島県民は日本一の健康県民になっているでしょう。幸い福島県の大部分では放射線量は欧州と同レベル(0.1-0.8μSv/h)まで低下してきました。共に復興と県民の健康増進に尽くす、志高い次の野口英世、優れた医療を実践する医師が生まれてくることを期待しています。
平成24(2012)年度より1学年の定員を125名に増員いたしました。また、福島県は「修学資金」を用意し、将来本県医療に貢献する意志のある学生を募っています。医学を志す皆さん、私たちと一緒に「福島医大丸」に乗船して存在を確たるものにしませんか。意欲ある学生・研修医とともに、輝く大学として成長していきたいと思っています。
平成24年4月1日
医学部長 大戸 斉
