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福島県立医科大学 大学紹介

 

理事長兼学長 菊地臣一
理事長兼学長

菊地 臣一

東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故から5年が経過しました。この間、国内外の皆様から多大な御支援をいただきました。ここに本学を代表して御礼を申し上げます。

本学は、この震災とそれに伴う原発事故によって新たな歴史的使命を負いました。この5年間、放射線に対する県民の不安やそれに伴う心身の負担の克服に全力で対応してきました。福島県民の健康や医療を守る砦となることを決意して、職員一丸となって第一線に立ち続けてきました。

そして今、復興に向けた医療の拠点であり、県民の健康を護(まも)る砦となる 「ふくしま国際医療科学センター」 が、本年度中に全棟完成します。
このセンターの目的は、県民健康調査の着実な実施、最先端の医療設備と治療体制の構築、世界に貢献する医療人の育成、そして医療関連産業の振興です。本学は、このセンターの活動を通して、県民の健康を護り、地域社会の再生と活性化に努力していきます。
新たに背負ったこの歴史的使命を自らの手で確実に遂行し、その成果を次の世代へ財産として遺(のこ)し伝えていきます。

また、本学は、「教育・研究・診療」という本学に本来求められている使命と原発事故によって課せられた新たな歴史的使命、ビジョン2014 に掲げたこの二つの使命を果たすため、新たな医療系学部の設置、原子力災害被災地の双葉郡における救急・総合診療支援、看護師特定行為の研修プログラム作成などにも取り組みます。

一方で、国の社会保障制度変革の動きも注視しなければなりません。
地域包括ケアシステムの推進、第三者機関による専門医の認定制度、そして地域医療構想による病床再編、これらの変革の動向を注視し、本学の5年、10年先を見据えて、今後の法人の運営を考えていきます。

原発事故との斗(たたか)い、そして、社会保障制度の変革を踏まえた法人の運営は、長く、厳しいものになると覚悟しています。しかし、目の前にある課題に真摯に向き合い、怯(ひる)むことなく、今後も、本学に求められている使命を果たすことに誇りを持ち、覚悟と愚直さを持って前に進んでまいります。



平成28(2016)年 4月1日
福島県立医科大学 理事長兼学長  菊地 臣一

 

 

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