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大学院 看護学研究科 看護学専攻

精神看護学領域

精神看護学領域では、精神の健康問題をもつ人が自立したその人らしい生活を確立していくために必要な看護援助方法を開発することを目指しています。 とくに、
(1)短期入院を可能にするような看護アプローチの開発
(2)長期在院患者の退院を促進するような援助方法の開発
(3)身体疾患を合併している精神障害者のケア方法の開発
(4)精神障害者が地域でその人らしく生活するためのサポートおよびシステムの開発
に焦点をあて、その取り組みに必要な知識・技術・倫理的配慮と研究方法について学習できるようなカリキュラムを作成しています。

わが国の精神保健医療福祉政策は、大きな転換を図ろうとしています。精神科医療は、急性期治療を中心とした病院での質の高い医療の提供と精神障害者の地域生活を支える保健福祉サービスの確立という課題に直面しています。そして、ストレスの高い治療状況におかれている患者・家族および治療看護にあたる医療専門職者のこころの健康問題や、学校や産業の場におけるメンタルヘルスの問題など社会のさまざまな問題に対する精神保健政策が必要になってきています。
これらの問題解決のためには、高い専門性をもち、精神保健医療福祉の幅広い領域で活躍できる看護専門職者が求められます。本研究科の精神看護学領域では、こうした社会のニーズに対応できる高度看護実践者の育成をめざして、現任の看護専門職の教育とともに、精神看護専門看護師の育成コースを設け、精神看護実践の質の向上を図ろうとしています。

コースの選択

研究コース および CNS(精神専門看護師)コースがあります。
CNSコース(38単位)では、サブスペシャリティとして、リエゾン精神看護、急性期精神看護、精神訪問看護が選択できます。

担当教員と専門領域

大川貴子 (准教授)
・ リエゾン精神看護、日常生活援助におけるこころのケア、退院支援、アウトリーチ活動

 

 

 

領域の研究・実践活動

現在の研究活動の領域として、リエゾン精神看護、精神科救急・急性期看護、精神障害者の地域生活支援をあげることができます。リエゾン精神看護としては、身体疾患を合併した精神障害者のケアについて、疾患の発見から状態のモニタリング、援助の方法について研究しています。
また、統合失調症患者の精神科病棟入院中のケアを分析し、早期退院や再入院の防止など、地域生活に向けた援助のあり方について追究しています。さらに精神科看護師の実践能力の開発・向上について研究しています。

看護実践活動としては、本大学附属病院において、実際にリエゾン精神看護活動を展開しています。また、県立病院の看護スタッフをはじめとするコメディカル、および、地域の保健福祉機関と合同の「地域ネットワーク会議」の立ち上げにも参画しました。
その他に、福島県下を中心とした臨床の方々と、精神科における困難事例について、セルフケア理論を基盤にした事例検討会や、注目すべきトピックスに焦点をあてたセミナーの開催を行っています。

今後の課題としては、研究の成果を実践にどのように活用していくか、その効果をどのように評価することができるかにあると考えています。

本領域修了生の研究課題の例

ICUでせん妄を発症した患者の活動レベルを維持するためのケアの検討
再入院となった統合失調症患者に対するグループの展開
  −疾病認識と生活対処行動の主観的認識の変化を目指して-
精神科デイケアにおいて当事者同志で語り合うグループに参加することの意義と難しさ
精神科中堅看護師が患者との関わりの技術を高めるための学びなおしプログラムの実施
統合失調症患者のストレングスに焦点を当てた事例検討 精神科看護師の発想を変える試み
がんにより死に至った長期入院の統合失調症患者の思いを尊重したケアの検討
地域で単身生活をしている統合失調症患者の精神科訪問看護の受け止め方
長期在院患者の退院支援に取り組んでいる精神科病院の組織風土と看護職員の意識の変化
頓用薬使用に関わる精神科看護師の判断とケア −慢性期統合失調症患者への対応に焦点を当てて
統合失調症患者と同居する家族の生活体験
地域で生活する精神障害者の社会化と訪問看護師の働きかけ
うつ病患者の回復過程におけるセルフケア拡大のためのアセスメント方法の検討

 

お問い合わせ先 : 教育研修支援課
看護学部 教務係

電話 (024) 547−1806(直通)/ 内線:5110
FAX (024) 547−1989
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