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理事長室からの花だより

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理事長室からの花だより

2008.09.17

vol.7  − 仲秋(中秋)の名月 −

今年のお月見はどうでしたか。
子供の頃、貧しくとも、父母が小机を縁側に置き、そこに芒(すすき)、三方に月見団子などを供えていたことを記憶しています。
このような年中行事が我が国の家庭から消えたのは、戦後の高度成長期に、多くの人々が地方から都市へ移動したためだと感じています。その結果、親から子への伝承が杜絶えたことが一番大きいのではないでしょうか。
失って初めてその大切さに気付くのが人間の性です。そして、その後に来るのは、失ったものでしか語れなくなる哀しみです。「人生はすべてこの絶えざる嘆惜のうちに過ぎる」とのことですが…。
『こんなよい月を一人で見て寝る(尾崎放哉)』、こんなことも喧騒な現代では贅沢かもしれません。
月に因んだjazzの名曲と言えば「ムーンライトセレナーデ」でしょうが、「バーモントの月」が、仲秋の名月にはより似合うかもしれません。

ながむればちぢにもの思ふ月にまたわが身一つの嶺の松かぜ(鴨長明)

(福島県立医科大学理事長 菊地臣一)

今週の花


【理事長室】
■トルコギキョウ(パルパフェ)
リンドウ科 多年草
淡いピンクの八重咲きで、ふんわりした咲き方の品種。

■セダム(バタフライ)
ベンケイソウ科
600種以上ある多肉植物。耐寒性、耐暑性があり乾燥にも強いので、屋上緑
化などに用いられる。花が咲き、切花として流通するセダムも、丈夫で長く楽し
める。


【秘書室】
■ヒペリカム(ピンキーフレア)
オトギリソウ科 低木
黄色い花が咲くが、主に実を花材として使用
する花。実の色は、淡いピンク〜焦げ茶色ま
で多品種。

■リューカデンドロン(サファリサンセット)
ヤマモガシ科
《名前の由来》ギリシャ語で白(リューカ)と木
(デンドロン)から
南アフリカ原産。サファリサンセットは赤色。
他、黄色がかったものやグリーン、シルバーの
細かい毛に覆われた品種もある。

■LAユリ(ロイヤルトリニティ)
ユリ科
LA(ロンギフローラムアジアティック)ユリは鉄
砲ユリとスカシユリの交配種。花径は10〜12
冂の中輪で香りはほとんど無い。ロイヤルト
リニティは淡いオレンジ色。




(写真:伊藤俊一 氏)

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