会津医療センター職員へ向けて福島県立医大理事長が講演を行いました

　平成31年1月22日（火）に、当センター職員へ向けて、福島県立医科大学理事長が講演を行いました。

　当センターは、福島県立医科大学の施設として平成25年5月に開院し、昨年の5月に6年目を迎えました。
　開院からの5年間を第一ステージとすれば、昨年の5月からは第二ステージに入っています。私たちの第一ステージは奇しくも震災からの復興と時を同じくしました。震災直後のこの時期のキーワードは「レジリエンス」でした。これは、困難な状況にしなやかに適応して未来を切り開く力です。当センターの前身である2つの県立病院の課題を克服し、地域の皆さまに安心してご利用いただける体制をこの5年間で築くことができました。

　そして、現在の第二ステージは「アライアンス」、つまり連携を大切にしていこうとしています。最初の5年間で築いた当センターの医療体制を、より深く広く地域に浸透させていくためには、周囲の人・組織との協力が不可欠です。万能な人間がいないのと同様に、組織にも万能なものはありません。必ず得手不得手があります。その足りない部分を補い合い、それぞれが各々の得意分野で助け合うことが、これからの時代の健康や医療分野での対応にも不可欠です。
　今回の理事長講演は、その認識を改めて職員間で共有する場でした。

　今後もよりよい医療を提供できるよう、これまで以上に、職員一同研鑽を積んでまいりますので、引き続き地域の皆さまからのご指導をよろしくお願い申し上げます。