脳卒中・心臓病等総合支援センター
脳卒中・心臓病等総合支援センターとは
当院は、「福島県循環器病対策推進計画」に基づき、脳卒中・心臓病等患者を中心とした包括的な支援体制を構築し、多職種が連携して、総合的な取組を進めるため、院内に脳卒中・心臓病等総合支援センターを設置いたしました。福島県と連携しながら、循環器病に係る包括的な支援体制を構築し、福島県の地域全体の患者支援体制の充実を図ることを目的としております。
お知らせ
センター長あいさつ
脳卒中と心臓病は、ともに、脳の血管、心臓の血管や、血液を送り出す心臓に問題があって生じる病気です。こうした血液の循環に関わる臓器の病気という意味で、二つをまとめて「循環器病」とも呼ばれます。福島県は、全国の中でも脳卒中・心臓病ともに死亡率が全国のなかで非常に高い状況が長年続いており、こうした循環器病の対策が非常に重要です。循環器病の予防を推進して、脳の血管や心臓の血管、心臓を健康に保つこと、さらに病気が起こった時には1分1秒でも早く治療して1人でも多くの方を助けること、脳卒中や心臓病の患者さんが、治療中・治療後に少しでもより良い生活が送れるよう、また2度と起こさないよう支援することなど、予防の段階から、急性期、慢性期・生活期と一貫した対応を、しかも福島県内どこでも行えるようにする必要があります。今回、国の支援を受けて福島県立医科大学附属病院に、脳卒中・心臓病等総合支援センターが設置されました。福島県内でこのセンターがハブとなって、脳卒中・心臓病に関わる多くの職種の方、多くの病院・施設・事業所を繋いで、情報を共有し支援をすると同時に、県民や患者の方にも循環器病を良く知っていただくよう活動して参ります。どうぞ、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
センターの事業内容
①循環器病患者・家族の相談支援
・院内の多職種のスタッフが連携しながら、小児から高齢者まで、幅広い相談に対応。
・アドバンス・ケア・プランニング(ACP)に関する情報提供に取り組み、治療と就労の両立支援や、精神的なケアも含めた総合的な相談支援を行う。
②地域住民に対する情報提供、普及啓発
・心血管疾患の理解と体験と実践を重視した包括的な心血管疾患予防のため、生活習慣改善を促す健康イベントを開催。
・県民向け講座や関係団体等と共催する県民公開講座を活用して、脳卒中、心不全、冠動脈疾患、不整脈などの心血管疾患の理解を促進し、これらの予防や早期発見に努める。
・病院の広報媒体(ウェブサイト、ニュースレター)を活用し、情報発信し普及啓発に努める。
・福島県内外の企業に心血管疾患に関する最新の知見を紹介し、減塩食品の開発を奨励し、県民への紹介に努める。
③地域の医療機関、かかりつけ医を対象とした研修会、勉強会等の開催
・地域医療機関との情報共有と信頼関係の構築、患者支援における連携体制の向上を目的として研修会や連携会議の開催等を開催。
・当院が取り組んでいる連携登録医制度の仕組みを活用し、専門医や地域連携窓口の連絡先、紹介手続き等の情報を発信。
脳卒中・心臓病のことでお悩みの方へ
当センターでは、医師・看護師・ソーシャルワーカーなど、様々な職種のスタッフがチームでご相談をお受けしています。
脳卒中や心臓病に関して不安や悩みがある方、またご家族の方も、どうぞ気軽にご相談ください。
【ご相談例】
●病気の予防や日常生活で気をつけること
●在宅医療や介護に関すること
●福祉サービスや障害への支援
●治療中の気持ちの不安へのサポート
●仕事や社会復帰に向けたご相談
【ご相談方法】
面談等にてお受けしています。
内容によってはお答えまでにお時間をいただくことや、対応が難しい場合もあります。
【受付時間】
月曜日~金曜日(休診日を除く) 8:45~17:00
【場所】
きぼう棟1階 患者サポートセンター内
「脳卒中・心臓病等総合支援センター」
関連リンク
公立大学法人福島県立医科大学附属病院
脳卒中・心臓病等総合支援センター
電話 024-547-1045
受付時間 月曜日~金曜日(休診日を除く) 8:45~17:00