経カテーテル的大動脈弁留置術
 (TAVI; Transcatheter Aortic Valve Implantation)

高齢でも、あきらめない
からだにやさしい心臓弁膜症治療 TAVI

経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)は、大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療です。

TAVIの良いところは、

上記の特徴があり、からだへの負担が少ないため、高齢の方や、開胸手術のリスクが高い方にも治療が可能です。

大動脈弁狭窄症とは

大動脈弁は、心臓と大動脈の間にある弁で、心臓から送り出された血液が心臓内に逆流させない役割を担っています。しかし、加齢とともに弁が硬くなり、狭くなってしまうことがあります。これが、「大動脈弁狭窄症」です。病気が進行すると、胸痛、息切れ、むくみ、失神といった症状が出現します。重症になると、突然死を含めた急変のリスクがあり、命に関わる病気です。大動脈弁狭窄症は自然に治ることはなく、重症となった場合は手術が必要となります。

大動脈弁狭窄症の主な症状

高齢者で心不全の原因となる弁膜症の中で、大動脈弁狭窄症は最も多い病気です。 

心不全で入院を要した弁膜症の内訳(年齢別)

TAVIとは

大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療で、経カテーテル的大動脈弁留置術(Transcatheter Aortic Valve Implantation; TAVI)と言います。TAVIにより、高齢者や開胸手術のリスクが高い患者さんでも治療が可能となりました。

当院のTAVI治療体制

当院では、2018年12月よりTAVI治療を開始し、症例数は年々増加しています。
2024年には年間100例を超え、2025年7月には累計500例を達成しました。当院には現在TAVI指導医が5名在籍しており、2026年にはTAVI指導施設の認定を受けています。

当院のTAVI治療実績

2025年7月当院でTAVI 500例を達成しました!!

循環器内科、心臓血管外科、麻酔科、看護師、放射線技師、臨床工学技士など多くの職種の人たちが連携して、ハートチームとして最善のTAVI治療を行っております。

当院で可能なTAVI治療

当院では、通常のTAVI治療に加えて、下記治療が可能です。

TAVIのアクセス部位

最後に

大動脈弁狭窄症は、進行する病気で自然に良くなることはありません。重症でも症状を感じにくいことがありますが、重症になると心不全や突然死につながることもあるため、適切な時期に治療を受けることが大切です。現在は、”TAVI”というカテーテルを使ったからだへの負担が少ない治療もあります。「高齢だから治療は難しい」とあきらめず、患者さん一人一人に合ったベストな治療法について一緒に考えていきましょう。

文責:武藤雄紀

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