植込型補助人工心臓(VAD)治療

概要

 植込型補助人工心臓(VAD:Ventricular Assist Device)は、重症心不全患者に対して心臓のポンプ機能を機械的に補助する治療法です。心臓移植までの待機期間を安全に乗り切る橋渡し治療(Bridge to Transplantation:BTT)として重要な役割を担うとともに、心臓移植が適応とならない患者に対する目的治療(Destination Therapy:DT)としても用いられています。

 日本における心臓移植待機期間は平均2,000日以上と長期化しており、VADは生命予後および生活の質(QOL)を維持・改善するための中核的治療手段となっています。

当院におけるVAD治療の特徴

担当医

循環器内科 VAD担当医:佐藤 崇匡

Bridge to Transplantation(BTT)

心臓移植待機中の患者に対し、移植までの生命維持および全身状態改善を目的としてVADを植え込む治療です。

Destination Therapy(DT)

心臓移植が適応とならない患者に対し、VADを最終治療として用いる治療戦略です。
患者背景、併存疾患、社会的背景を含めて慎重に適応を判断します。

重症心不全・心原性ショックへの対応

重症心不全の紹介・相談は常時受け付けています。
また、心原性ショック症例に対しては24時間体制で対応しています。

メッセージ

患者様にとって最善の循環補助戦略を考え、地域と連携した切れ目のない重症心不全医療を提供します。

VADを装着した男性が立っている

文責:佐藤崇匡

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