研究成果情報・学会等表彰 (学会等表彰)

第38回癌免疫外科研究会 奨励賞 〔平成29年 5月〕

Regulation of PD-L1 by microRNA in mismatch repair deficient colorectal cancer
 (ミスマッチ修復機構異常を有する大腸癌におけるPD-L1の調整機構)


 

 

 


芦澤 舞
( あしざわ・まい )
医学部 消化管外科学講座 助手

研究グループ
芦澤 舞、岡山洋和、Aung Kyi Thar Min、野田 勝、青砥慶太、中島隆宏、石亀輝英、河野浩二

今回の受賞について

【 癌免疫外科研究会 】
癌免疫外科研究会は,外科系医師を中心に基礎的研究に基づいた臨床の現場における免疫療法を探求する目的で,1980年に第1回研究会が開催されて以来37年が経過しました。癌治療に日々取り組んでいる外科医だからこそ発想する癌免疫の研究や治療を発表し、癌患者に貢献する先駆けとなっています。
【 奨励賞 】
発表された演題のうち、癌免疫外科研究会の発展と症例を目的に、優秀であった若手会員(演題申込時点で40歳未満の未受賞者)3名の研究発表に対し授与されました。


〔関連サイト〕  癌免疫外科研究会 (http://www.ganmen.org/)

 受賞研究概要

PD-1/PD-L1シグナリングを阻害する免疫チェックポイント阻害剤が、本邦でも悪性黒色腫瘍や非小細胞肺癌など5種の癌で使用が承認され、効果が期待されています。また近年、ミスマッチ修復機構異常を有する腫瘍において、免疫チェックポイント阻害剤が著効するという試験結果が発表されて大きな注目を浴びています。
本研究では、ミスマッチ修復機構異常を有する大腸癌において、免疫チェックポイント因子であるPD-L1発現の調整に関わるmicroRNAを同定することを目的としました。このようなmicroRNAを見つけることによって、新たなバイオマーカーや治療標的となり得ることを期待しています。

まず、がんゲノムの公開データベースから得たデータセットとin silicoの解析を用いて、目的とするmicroRNAを抽出しました。そしてin vitroの実験においては、大腸癌細胞株にこのmicroRNAを導入するとPD-L1発現に変化があることを確認しました。
今後も検証を重ねていく予定としており、研究成果の一部を発表させていただきました。

(芦澤 舞)


連絡先

公立大学法人福島県立医科大学 医学部 消化管外科学講座 助手 芦澤 舞
電話 024-547-1259 / FAX 024-547-1980
講座ホームページ http://www.fmu.ac.jp/cms/gi-tsurg/57-2.html
メールアドレス 
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