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理事長室からの花だより

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理事長室からの花だより

2008.08.19

vol.3  − 夏への想い −

本学は自然の中に在り、移転してから20年が経過しました。良く管理された植栽のおかげで、早朝には、鶯や郭公、そして昼間は喧噪な程の蝉の鳴き声に包まれます。世間の天候のあり様が、私の学生時代とは異なり、雨も太陽も激しさを増して、無気味です。「ひとへなる蝉の羽衣 夏はなを 薄しといへど あつくもあるかな(能因)」と言っていられない程の暑さです。分け入っても分け入っても青い山(山頭火)を「今」に求めるのは、ないものねだりの時代になってしまったのでしょうか。
(福島県立医科大学理事長 菊地臣一)

今週の花


【理事長室】
■アンスリューム(テラ)
サトイモ科 常緑多年草 別名・紅団扇
《名前の由来》ギリシャ語のanthos(花)とoura(尾)の2語から。肉穂花序が尾のようになることに由来。
花に見える部分は苞、鉢植えでは赤やピンクが一般的に流通している。
■ワレモコウ
バラ科 多年草
実のようにみえるが、小さな花が密集している。花弁が無いのが特徴。根は止血剤になる。漢字では吾木香、吾亦紅、割木瓜とも表記される。
■ザミオカルカス
サトイモ科 多年草
《名前の由来》 ソテツ科のザミアに似ていることと、アラビア語でサトイモ科の植物 の意味「クルカス」から。
ツヤツヤの肉厚な葉っぱが特徴の観葉植物。

【秘書室】
■アンスリューム(ファンタジア)
サトイモ科 常緑多年草
ファンタジアは白地に縁がピンク色。理事長室のテラと比べると倍の大きさ。
■オーニソガラム(サンデルシー)
ユリ科
星型の花を咲かせる100種以上ある球根植物。花持ちが良く、次々と花を咲かせる。サンデルシーは横に丸く咲くタイプ。
■ユリ(マルコポーロ)
ユリ科
白色の花弁の縁に向かい、ライトピンク色が美しいラインをみせる品種。
○『恋衣』 山川 登美子
「髪ながき少女とうまれしろ百合に額(ぬか)は伏せつつ君をこそ思へ 」
■風船カズラ
ムクジロ科 蔓性植物
朝顔のように伸びる蔓と紙風船のような形の実が特徴。花より実が観賞の対象で、グリーンの風船が涼感を醸しだす。
■トルコギキョウ(アルベールグリーン)
リンドウ科 多年草
淡いグリーンが美しい八重咲きの品種。
■姫リンゴ
別名・アルプス乙女。
食用と観賞用として栽培されている。食用はお祭りでよくみるリンゴ飴に用いられる。

                    (写真:伊藤俊一 氏)

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