出願特許の事業化第1号 「検診用パンツ」の販売を開始しました。
このたび、本学器官制御外科学講座 渡辺久美子助教が発明した「検診用パンツ」を、日本シーエイチシー株式会社が製造販売することになりました。本学の産学官連携活動の中で、出願特許の事業化第1号です。
この検診用パンツは、渡辺助教が子宮頸がん検診時における女性の羞恥心対策のため考案し、本学の職務発明として特許出願したものです。日本シーエイチシー株式会社より、日本の子宮頸がん検診受診率向上のため、また女性の羞恥心軽減に寄与できればと特許活用の申し入れがあり、試作を続けてきましたが、今般発売開始することとなりました。婦人科用の検診パンツは世界初の発売となります。


商品の名称 | 検診用パンツ |
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商品の特徴 |
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検診用パンツ 概要(右図) | ![]() |
日本における子宮頸がん検診受診率は20%台と、欧米先進各国が70~80%、韓国が40%であるのに対し著しく低い状態です。それに反して、20~30代の若い女性で子宮頸がん発症率が急増しています。
英国においては、子宮頸がんスクリーニング実施率が上昇したことにより、子宮頸がんの発症率が低下している事例があり、子宮頸がんの早期発見、治療のためには子宮頸がん検診受診率の向上がポイントとなります。
今回の検診用パンツは女性のアイデアが活かされて開発されたものであり、受診率向上の一助となるものと考えられます。
なお、検診用パンツは各検診受診可能な医療機関において随時導入されることを目指しております。
毎日新聞にも掲載されました。(平成26年10月1日付)
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