研究成果情報・学会等表彰 (研究成果)

米国科学誌「American Journal of Physiology Lung Cellular and Molecular Physiology」 掲載

MiR-196a regulates heme oxygenase-1 by silencing Bach1
in the neonatal mouse lung

(新生仔マウス肺において、miR-196aはBach1を抑制し、
 ヘムオキシゲナーゼ−1を調節している)





 



郷  勇人
( ごう・はやと )
総合周産期母子医療センター 助教

 

研究グループ:
郷 勇人、Ping La、難波文彦、伊藤誠人、Guang Yang、Andrey Brydun、五十嵐和彦 、 Phyllis A. Dennery 

 概要

論文掲載雑誌: 
「American Journal of Physiology Lung Cellular and Molecular Physiology」
 〔2016 Aug. 9〕

新生児慢性肺疾患は、未熟児にとって重篤な合併症の一つです。出生前後の様々な因子が加わり発症、重症化します。また、在宅酸素療法を要したり、呼吸器感染の併発により再入院する場合が多いです。 未熟児の後遺症なき救命のためには、本疾患の発症、重症化のメカニズムを解明することが重要です。
今回の研究では、本疾患のモデルマウスを用いて酸化ストレスに関わるヘムオキシゲナーゼー1(HO-1)と マイクロRNA(miRNA)の関わりについて研究しました。高濃度酸素暴露による新生児慢性肺疾患モデルマウスを作製し、新生児マウス肺では、成獣に比べ、よりHO-1が発現しており、酸素に耐性があること、さらにmiR-196aがHO-1のrepressorであるBach1を抑制することで、HO-1を調節していることを明らかにしました。また、肺の発達段階においてもmiR-196aがBach1を制御していることを証明しました。
酸素による新生児肺障害において、miR-196aはHO-1を調節する治療標的となる可能性があることがわかりました。

(郷  勇人)

連絡先

公立大学法人福島県立医科大学附属病院 総合周産期母子医療センター 新生児部門  
助教/郷  勇人
電話 024-547-1563
センター紹介ページ(附属病院HP) http://www.fmu.ac.jp/byoin/new/sosiki/boshi_sinseiji.html
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