幸福度

2020年の国連の報告書「World Happiness Report 2020」には世界の幸福度ランキングが記されています。日本は40位。「人は苦労ばかりを数え、幸福を数えようとしないものだ」と表現したのは、ロシアの小説家・思想家のドストエフスキーです。順位を考えると、日本人は幸福を数えることが苦手なのかもしれません。

幸福を健康の幸福(セロトニン的幸福)、絆の幸福(オキシトシン的幸福)、成功・達成の幸福(ドーパミン的幸福)の3つに分ける考え方があります。これは、人は健康の幸福という土台の上に絆の幸福を求め、さらにその上に成功・達成の幸福を求めることができるという考え方です。健康が損なわれている状態では絆の幸福を増やしていくことは容易ではありませんし、孤独感に苛まれていては成功・達成の幸福を得ることは困難です。

私たち医療従事者は、幸福の中でも基盤となる健康の幸福を支える仕事をしています。私が在籍している診療放射線科学科では、身体の中の疾患を身体に傷をつけることなく画像化できる高度な医療技術を学ぶことができます。診療放射線科学を通して患者の幸福に貢献する。もし同じ思いがあれば、私たちと一緒に学びませんか?

「3つの幸福」をテーマにした書籍の表紙、青い文字でタイトルが印刷されている。

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