“作業活動”の治療効果について再度考えてみました

令和4年3月11日に福島駅前で開催されたキャンドルナイトに、私の担当する授業で作製したキャンドルカップが展示されました。キャンドルカップ自体は陶器でできており、本学科学生が苦労しながらも、東日本大震災で犠牲になった方々への追悼の意と明るい未来への祈りを込めて作り上げたものです。来場いただいた方からも「きれい」「すごい」とコメントをいただきました。コロナ禍ということもあり、多くの学生が参加できなかったのですが、本学学生にもぜひとも直接聞いてもらいたかったです。

作業療法では陶芸のような作業活動を用いて治療をすることがありますが、その際に、作品作りの工程そのものがもたらす治療効果の他に、作品を展示することによって自己の承認欲求を満たしたり、自信を獲得したり、自己の存在を再認識したりなど、様々な治療効果があります。本学科の学生にもそういったことを理解したうえで作業活動を提供できる作業療法士になってもらいたいなと思いました。

キャンドルナイトで展示された陶器製のキャンドルカップが並ぶテーブルの様子。

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