職員表彰式(永年勤続表彰)
職員表彰式(永年勤続表彰)理事長式辞 (令和7年12月3日)
| 日時 | 令和7年12月3日(金)10時00分~ |
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| 場所 | 8号館S101会議室 |
ただいま永年勤続表彰を授与されました皆様におかれましては、本学において長きにわたり、幅広い業務に精励され、本学と附属病院の発展に多大なご貢献をいただいてきたことに、厚く御礼申し上げます。
皆様が本学で過ごしてこられた長い年月の間に体験された、数えきれないほどの様々な出来事、トラブルなどと それへの対応は、その程度の大小を問わず、そしてその対応が成功したものであっても、失敗に終わったものであっても、いずれもが貴重な本学の資産であります。この永年勤続表彰の場で常に皆さんにお伝えしていることは、その経験から得たノウハウをおひとりおひとりの属人的なものに留めず、広く本学職員に伝え、共有財産にしていただきたいということです。
ただ、ひとつだけ留意いただきたいことがあります。共有いただきたいノウハウとは、単に経験談を話して聞かせてほしいという意味ではありません。共有いただきたいのは、課題解決にあたって下した判断基準、判断にあたり優先すべき価値や手順、コンピューターでいうところのアルゴリズムに相当する部分を、広く後進に共有いただきたいのです。
現在、私たちが耳にしない日がない「生成AI」ですが、その原理は元をたどればインターネット上にある、はるか昔から現在に至る世界中の膨大な数の経験、知見を検索しているにすぎません。そして、生成AIに設定されたアルゴリズムに従って、妥当であろうと価値づけられた結果を表示します。そこまでのプロセスを一瞬でやってのけるだけの技術が進歩したことで、昨今、生成AIが急速に普及しているのです。そこで重要なことは、そのアルゴリズムがどう設定されているか、です。アルゴリズムに設定された優先すべき価値が変われば、同じ経験や知見をベースにしても、表示される結論は変わってしまいます。
それと同じで、様々な出来事、トラブルも、それへの対応方法自体は様々に考えられます。しかし、本学が担う使命の完遂や本学の発展のため、大きな成果が見込める対策とはどのようなものか、そこに至る皆様の判断基準、優先すべき価値や手順といったものは、ほぼ共通しているはずです。そのノウハウを、本学のDNAとして後進に伝えてほしいと願っています。
終わりの見えない数々の紛争、気候変動などの環境問題、人口減少と高齢化、世界秩序の揺らぎや産業構造への影響…。今後、私たちを取り巻く環境や状況は医療の面だけに留まらず、世界全体を見渡しても、これまで以上に大きく変化をすることは間違いありません。好むと好まざるとに関わらず、私たちも変化で対応しなければなりません。しかし、変化は常にストレスを伴います。現状から何かを変えるには、それだけ強い負荷が組織にも個人にもかかるからです。その負荷を少しでも低減し、適切な変化を遂げることが出来るよう、これまで培ってきたノウハウ、価値基準を継承してください。
皆様の本日の受賞に対し重ねてお祝い申し上げるとともに、今後も健康に留意され、今後ますますの本学での御活躍を祈念し、挨拶といたします。
令和7年12月3日
公立大学法人福島県立医科大学
理事長 竹之下 誠一
事務担当 : 総務課(大学人事係)
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