校歌・逍遥歌
校歌「光の鳥」
1.
友だち 蓬莱の丘の 朝焼け
傷んでいる人間から生命の夢を
救いだすことはできないだろうか
きらめいて 瞳と瞳
問いかけてゆく いつまでも
新しい医学の青春 わたしたちの
ふるさと 深い雪の奥から
あぁ桜桃 生れでてこないだろうか
2.
福島 県立医科 大学
悲しんでいる世界から生命の愛を
救いだすことはできないだろうか
燃えあって 心と心
追い求めてゆく どこまでも
真実の医学の前衛 わたしたちの
ふるさと 暗い嵐の奥から
あぁ山の緑 輝きでてこないだろうか
3.
友だち 蓬莱の丘の 青空
ふさぎこんでいる地球から生命の未来を
噴きださせることはできないだろうか
顔あげて 願いと願い
戦い抜いてゆく 限りなく
美しい祈りの前衛 わたしたちの
大学 重い使命の奥から
あぁ光の鳥 舞いあがっていかないだろうか
校歌を聞く
逍遥歌「母校」
みちのくの しのぶの里に 萌え出でし
若葉いまはや 百年を
ここに越えたる 我が母校―福島医大
南より北より集い 蛍雪を ともにし学ぶ
いと高き ヒポクラテスの 魂揺する誓を胸に
あぶくまの川辺に立てば あずまねは眉根に迫り
古湯湧く樹林を行けば 民謡の声豊かなり
せせらぎは愛の深きを 山並みは道の難きを
この長きとしつきかけて 医を学ぶ我に教えき
求めなんざいざ胸開き 勉めなん医人の道に
今日もまたみどり あざやぐ 我が母校 福島医大