[2]Outrage Management
(Outrageが高く、Hazardが低い時のコミュニケーション)
Hazardは低いのにOutrageが高い状態、つまり「専門家はさほど危険であると判断していないのに、一般の方々の不安・心配・リスク認知が高い場合」を、どう捉えるべきでしょうか?
専門家の感想(あなたもこう思っているかも知れません):
「一般の人はやっぱり分かっていないなぁ」
「一般の人は専門的な情報を理解できないんだなぁ」
「Hazardがいわゆる本当のリスク(客観的なリスク)で、Outrageは偽のリスク(主観的なリスク)だ」
如何ですか?
しかし、Sandman先生のメッセージはこうです。
- Outrage is as real as hazard. (OutrageはHazardと同様に現実である)
- It is as measurable as hazard.(OutrageはHazardと同様に計測可能である)
- It is as manageable as hazard.(OutrageはHazardと同様に管理可能である)
- It’s as much a part of risk as hazard.(OutrageはHazardと同様にリスクの一部である)
- And it’s as much part of your job as hazard.(そしてOutrageはHazardと同様にあなたの仕事の一部である)
それでは、Outrageに影響を及ぼす因子と、それぞれに対してどう対応したらよいかを考えていきましょう。Outrageには以下の12つの主要な影響因子があります。
それでは、それぞれ1つずつ見ていきます。