佐藤崇 主任医療技師（臨床検査部）らの研究論文が掲載されました

　会津医療センター臨床検査部 佐藤崇主任医療技師や病理診断科 鈴木理教授、東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野 鈴木貴教授らが中心となって行った研究論文「Immunolocalization of CD28, CTLA-4 and CD80 in non-small cell lung carcinoma: combined CD28/CTLA-4/CD80 status is a potent prognostic factor of these patients」がThe Tohoku Journal of Experimental Medicineに掲載されました。
　この研究は、非小細胞肺癌の腫瘍領域におけるCD28、CTLA-4およびCD80の蛋白発現について調査し、これらの複合的な発現が患者予後の悪化に影響していることを発見しました。この研究結果は、非小細胞肺癌の腫瘍領域においてCD28、CTLA-4およびCD80が互いに作用し予後を悪化させていることを示唆し、このことは非小細胞肺癌に対する免疫チェックポイント阻害薬の治療効果の向上や、治療効果を予測するためのバイオマーカー開発へ繋がることが期待されます。

https://doi.org/10.1620/tjem.2025.J078