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研究

大腸肛門外科遠藤俊吾教授が中心になって行った研究が欧州の専門誌に掲載されました。

 大腸肛門外科遠藤教授が中心になって行った多施設共同後ろ向き研究である左側閉塞性大腸癌に対する減圧方法による予後に関する研究の第2弾として、左側閉塞性大腸癌の予後因子に関する研究が英文誌 World Journal of Surgical Oncology (インパクトファクター 2.754)に掲載されました。
 
 左側閉塞性大腸癌の予後因子としては、腫瘍の浸潤が深い症例、リンパ節転移陽性例、手術前の減圧法変更例、術後化学療法を受けなかった症例が予後不良であることが判明しました。また、減圧を行わずに緊急手術を行った症例はリンパ節郭清が不十分となる症例が多く、病期判定を誤ることがあり、結果として、化学療法を受けない不利益が生じていたことがわかりました。
 
 当科では閉塞性大腸癌に対する治療はこの研究の結果を踏まえて、大腸ステント留置・減圧後に根治手術を行う治療を行ってまいります。

 論文掲載先:https://doi.org/10.1186/s12957-022-02490-9

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