福島県立医科大学 研究成果情報

日本高次脳機能学会 令和5年度奨励賞(令和5年10月受賞)(2024-10-08)

覚醒下手術症例を対象とした,頭頂葉性の高次運動機能を評価する課題の開発

鴫原 和昭 (しぎはら・かずあき)
リハビリテーションセンター 主任医療技師
        
研究グループ
脳神経外科学講座 主任教授 藤井正純 リハビリテーションセンター 二村美也子、芥川奈央、大井直往(現:長野保健医療大学)

今回の受賞について

【日本高次脳機能学会】


 本学会は、1969年に失語症研究をテーマとした韮山カンファレンスに始まり、日本失語症学会、日本高次脳機能障害学会へと発展し,失語症をはじめとする高次脳機能とその障害の研究の発展を図り、広く知識の交流を求めることを目的としている、歴史ある学会である。

【賞について】


 日本高次脳機能学会が発刊している、「高次脳機能研究」に過去2年間で掲載された原著論文の中で、筆頭著者が正会員であり、かつ、40歳以下とし、Originalityがあり、選考委員会において、見逃すべきでない優れた内容と判断したものを奨励賞として選出している。

概要

 本研究では、従来、十分な評価が行われて来なかった覚醒下手術における「高次運動機能」の評価法として、PEG&COIN課題とスポンジコントロール課題の2つを初めて開発しました。本邦で初めて、頭頂葉性の高次運動機能の温存には、両者の併用が有用と期待されることを示し、覚醒下手術時における本評価法導入の意義は大きいと評して頂きました。(鴫原和昭)


連絡先

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