看護の現場看護師の声
Nursing scene
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看護職の多様なキャリアと
働き方を応援します
すべての看護職に対してライフステージに応じた働き方を支援しています。また、看護師として長く活躍し続けるためのキャリア形成や資格取得にいたるまで万全のサポート体制を準備しています。

タイムリーに診療の補助行為を実施できるのは特定行為を受けた看護師の強み
- 特定行為研修終了者

患者の笑顔から元気をもらい
看護にやりがいを感じる
- 社会人経験を経て看護師へ

充実した支援制度と周囲の配慮によって、
不安なく仕事と家庭を両立
- 看護師と育児を両立する

老年看護学について深く学ぶため、
勤務しながら大学院へ
- 手術部で勤務をしながら大学院で学ぶ

- 社会人経験を経て看護師へ
看護師を目指したきっかけ
元々は県外でサービス業に従事していました。東日本大震災や自身の入院・手術をきっかけに、『いつかは地元福島の役に立つ仕事をしたい』と考えるようになり、以前から興味のあった看護師の資格取得を目指しました。
社会人を経て看護学生へ
看護学校は社会人枠のある専門学校をいくつか受験し、地元福島の学校へ入学することができました。年齢の離れたクラスメイトとの学校生活に不安はありましたが、同じ目標を持つもの同士、技術練習や実習を通して仲を深め、励まし合いながら学校生活を送ることができました。卒業し別々の道へ進んだ今でも、食事に行くなど親交があります。
医大附属病院に就職して
学生の時に福島医大附属病院のインターンシップに参加した際の雰囲気や、すでに入職していた友人などから聞いた充実した新人教育が、私の性格に合っているのではないかと思い採用試験を受けました。現在、病棟の外科チームの一員として、術前・術後の看護や処置介助、退院後の生活指導などを行っています。大変なことはありますが、患者さんが治療を終え笑顔で退院する姿を見ると、私自身も元気をもらえ、やりがいを感じます。今後は興味のある緩和ケアの知識を深め、より患者さんの思いに寄り添える看護師になりたいと考えています。

- 看護師と育児を両立する
当院の子育て支援
私は現在、救命救急センターICU/CCUで重症患者さんの看護を行っています。 育児休業後に仕事に復帰する前は、常に変化する病棟の流れについて行けるか、家庭と両立出来るかとても不安でした。 しかし当院には、育児休暇、育児のための部分休業、子育て休暇などの支援制度が充実しています。 私の場合は3交代勤務ですが、家庭の状況に合わせて夜勤回数を調整してもらっています。また、日勤は時短勤務をしています。 師長さん含めスタッフの方々が定時で帰宅できるよう配慮してくれるので、仕事後も子どもと過ごせる時間を持つことができます。 子どもの体調が悪くなった場合には、勤務調整をしてすぐ子どもの所へ向かえるよう配慮してもらえ、もしもの場合は院内にある病児病後児保育所「すくすく」に預けることができるので助かります。今では復帰前に感じていた不安は解消し、楽しく仕事をしながら育児をする事ができています。
福島県立医科大学附属病院で働く意義
県内の最先端医療の知識・技術を学ぶ事ができ、周りには看護のスペシャリストが沢山いるので、常に良い刺激を受けながら仕事をすることができます。 また、多職種の方々と関わりながらチーム医療を学ぶことができます。 今後は、育児をしながら学会やセミナーに参加し、自身のペースで看護師として、母としてより一層成長していきたいと思っています。

- 手術部で勤務をしながら大学院で学ぶ
福島県立医科大学大学院への進学の動機
私は、手術部で6年の経験を経た後に大学院へ進学し、老年看護学を専攻しました。
進学を決めたきっかけのひとつは、手術看護を実践するなかで、特に高齢の方にもっと安全に手術を受けてもらいたいと思ったことです。
高齢化や手術適応の拡大を背景として、手術を受ける高齢者が増加しました。従来は手術適応とならなかった高齢者にも、手術を提供することができるようになった一方で、高齢者の手術には依然として大きなリスクが伴います。
「QOLの向上や予後改善のために受けるはずの手術を契機として、その後の生命や生活が脅かされることがあってはならない。そのために看護として何ができるか。」
そんなことを思い、手術のさらなる安全性向上のため、手術看護として貢献できることを探求したいと考えました。
病院の支援
働きながら大学院に通うことができているのは、職場の理解と協力があってこそです。年休取得や、勤務の調整などたくさんのご支援をいただきました。
日々多くの手術が行われ多忙を極めるなか、授業のために送り出してくださった師長さんをはじめ、スタッフの方々には本当に感謝しています。
福島県立医科大学附属病院で働く意義
当院では、最先端の医療が行われていることに加え、認定看護師や特定行為看護師など様々なスペシャリストが活躍しています。そのような環境で働くことには感化されることが多く、自身の成長につながる新たな気づきを得ることができます。さらに、隣接している大学で自分の興味を探求できる機会もあり、まさに一石二鳥。今後は、大学院で得た学びを患者さんに還元できるよう、頑張っていきます。
特定行為看護師のやりがいと今後の活動
特定行為看護師は、患者さんにスムーズな医療提供が行える点で大事な役割であると思います。これまで治療上必要であっても医師の直接指示下に実施されていた診療の補助行為が、『手順書』の範囲で、特定行為看護師の判断で実施できるようになります。これによって患者は、病状が急変したり不必要な苦痛を強いられたりすることが少なくなります。タイムリーに患者に関われることは特定行為を実施できる看護師の強みであり、急性期や在宅などの医療現場では必要不可欠な存在になっていくと考えます。
どのように特定行為を実践することで患者により良い医療が提供できるか検討していきたいと考えています。
受講の動機と、看護部のサポート体制
きっかけは上司の勧めですが、所属内にも特定行為研修を修了しているスタッフがおり、どんなことをするのか興味があったので受講を希望しました。
病院からは、受講費の補助と、所属からは研修参加時の勤務調整などをサポートしていただきました。研修は院内の特定行為研修センターで受講し、その半分程度がe-Learningです。当院では、実習だけでなく、e-Learningの時間も研修として扱ってもらえ、研修受講する上では良い環境であると思います。
看護する上で大切にしていること
患者を最優先に考えられる看護を提供していきたいです。そのためには医師だけでなく、他の医療スタッフとの連携が重要です。特定行為研修を修了した者として、医師の思考の一側面を理解し、多職種とのより密な架け橋となれるように尽力していきたいです。