福島に学ぶ
東日本大震災から10年が経とうとしています。
当時、私は、山形市内に住んでいたため、大きな被害を受けずに済みました。それでも、信号の止まった交差点や照明の消えた部屋、水の出ないシャワー、ガソリンを待つ長蛇の車列、食料品や飲料水の消えたコンビニなど、震災直後は、日常生活に多くの支障をきたし、色々と不安を抱きました。しかし、それらはほんの限られた期間内のことであり、日がたつにつれて、それらの不便さがいかに些細なことであったかを知りました。
福島では、震災を乗り越えてこられた方々から、強さや優しさについて学ばせていただけるのではないかと考えています。この福島で、福島の将来を支える若い人たちの育成に関われることを大変うれしく思っています。
これから入学してこられる皆さんとともに、福島県の方々のために貢献できるよう、微力ながら尽力させていただきます。
