2021 BioJapanに参加して
- 教授
- 北爪 しのぶ
- きたづめ しのぶ
- 病態生化学、認知症生化学、癌生物学、糖鎖生物学、細胞生物学、バイオマーカー探索
10月13日にパシフィコ横浜で開催された2021 BioJapanに参加してきました。BioJapanでは、産・学・官のビジネスマッチングのチャンスを作ることが出来ます。私も、2013年に前職で類似イベントに参加して発表した後に、民間企業の方との共同研究をスタートさせることが出来たので、今回もそのような縁を求めて口頭発表させていただきました。コロナ渦にあったものの、感染対策は万全となされていたためか、参加者はかなり多く、学会に2年くらい参加できなかった身としては、会場の熱気を感じてちょっと嬉しくなりました。(写真では、聞いて下さってる方は少なく見えますが、立ち聞きしていた方も含めれば、まずまずの聴衆であったと、事務の方が教えてくれました。)
今回は、新規のアルツハイマー病モデルマウスを作出したという話題に加え、脳神経外科学講座との共同研究で見出した、グリオーマの新規診断マーカー及び治療標的に関して発表しました。また、ひょんなことから、中学、女子高時代の同級生と会場にて30年ぶりに嬉しい再会をしたのでした。同級生は2人のお子さんを育てながら、某製薬企業の部長さんにまで出世していました。印象的だったのが、結婚のときは専業主婦を目指していた?!とのことなのですが、相手の方から、それは困る、と言われ、じゃあ子供は誰が育てるの?と同級生が聞いたら、僕たちの子供は社会が育てるんだ、と言われたとか。私はなんて素敵な台詞なのかと感動しました。お互い、保育園その他、フル活用して仕事と育児に奮闘した話で盛り上がりました。
口頭発表後に、質問に来て下さった大学や企業の方もいて、異分野とのコミュニケーションが出来た良い機会でした。
