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お知らせ

開設式典並びに祝賀会を開催いたしました。

○5月11日(土)に会津医療センターの開設式典並びに祝賀会を開催いたしました。

○開設式典には約120名の方々に御出席いただきました。本学理事長の菊地臣一が式辞を述べた後に、佐藤雄平知事から祝辞をいただき、会津医療センター長の髙久文麿が謝辞を述べました。式典の最後には、佐藤雄平知事、斎藤健治県議会議長、丹羽真一県病院事業管理者、菊地臣一理事長、髙久文麿会津医療センター長によりテープカットが執り行われました。

《菊地理事長式辞》
 本日、会津医療センターが開設できました。長年に渡る関係各位の御支援の賜物と、深く感謝申し上げます。
 会津医療センターを本学の附属施設として整備することに同意してから今日まで、4年を越える歳月が経過しました。本学では、このセンターを設立するのに際して、従来の枠組みの中ではやろうとしてもできなかったことを、構想の中に積極的に取り入れました。その結果、新たな理念を打ち立てることができました。それは、地域の超高齢社会を前にして、地域医療における「福島モデル」の創生です。その理念を達成するために、教員の定年制を撤廃し、教員を教員職でなく医療職で待遇することといたしました。おかげで、県内外から多くの医療従事者をお迎えすることができ、充実した教育・研究・診療体制を整えることができました。
 今日から、地域医療における「福島モデル」を、この会津医療センターから全国に発信して参ります。
 会津医療センターが掲げる「福島モデル」とは、先ず、地域に根ざした医療人を育成するための教育の実施、地域の特性に応じた実用性の高い科学的研究の推進、そして超高齢社会に対応した診療体制の構築です。この三本の柱で、住民や県民から信頼される医療を提供していきます。
 第二に、総合内科や血液内科など地域に不足する診療科や漢方内科など地域の特性に対応した診療科の設置です。それに対応して、「漢方医学センター」、「血液疾患治療センター」、「最先端内視鏡診断治療センター」、「脊椎脊髄先進医療センター」などを設置し、専門領域に特化した高度医療を提供します。
 第三に、地域における連携です。このセンターは地域の医療機関と役割分担を図り、双方が汗をかくという連携体制の構築です。当センターは、地域において求められている役割を担うことによって、会津地域の医療機関全体で地域の医療を見守っていく「地域完結型」の医療に貢献します。
 もちろん、この構想は、地域住民や県民の支持や支援なしには機能しません。住民や県民の方々には、自分に何ができるかについて考え、我々に知恵を貸していただくことが福島モデル成功の鍵になります。
 本日の会津医療センターの開設は、ゴールではなくてスタートです。
ここから、全国に向けて、超高齢社会における医療のあるべき姿を発信し続けて参ります。会津医療センターは、時とともに変化する、求められる役割に適応して発展していくことをお誓いいたします。
 御臨席の皆様方には、新たなこの会津医療センターの円滑な運営に向け、引き続き、御支援と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして式辞といたします。

《髙久センター長謝辞》
 会津医療センターは、これまでの県立会津総合病院と県立喜多方病院が統合し新たな施設として生まれ変わるものでございます。これまでの間、本日御列席の皆様を始め、地域の皆様、関係各位に御不便をおかけしておりましたが、ここに無事、開設を迎えることができましたことは、皆様方の御理解と御支援、御協力の賜であり、改めて、会津医療センターを代表いたしまして、感謝申し上げます。
 また、先ほど、佐藤知事には開設に当たりご祝辞を賜り、深く感謝の意を表しますとともに、会津医療センター職員一同、その責務に対し決意を新たに致した次第でございます。
 会津医療センターでは、「漢方医学センター」や「血液疾患治療センター」、「最先端内視鏡診断・治療センター」、そして「脊椎・脊髄先進医療センター」など、専門領域に特化した高度な医療を提供するとともに、がん患者に快適な療養環境を提供する「緩和ケアセンター」を設置いたします。また、地域に不足する診療科や高齢化等の地域特性に対応した診療科を設置することとし、「血液内科」、「漢方内科」、「整形外科」、「耳鼻咽喉科」等の設置や充実強化を図りました。そして、感染症や救急医療等の政策医療を担うとともに、「へき地医療拠点センター病院」として診療応援を強化し、地域内の医療機関様と連携協力しながら、会津地域全体の医療を支えて参ります。
 会津医療センターは、これら地域に求められる医療を提供するとともに、将来、本県の医療を支えてくれるであろう学生や研修医の教育と研究の場でもあるという大きな使命を有しております。
 我々、会津医療センター職員一同は、これらの使命を果たすべく、高度先進医療の研究に取り組むとともに、優れた医療人の育成に努めながら、患者様には、安全で安心な医療を提供できるよう、一丸となって取り組んで参る所存でございますので、本日、御列席の皆様方には、引き続き、御支援と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、私の謝辞といたします。

○引き続き開催いたしました祝賀会には、180人を超える方々に御出席いただきました。佐藤雄平知事、桜田葉子県議会総務委員会委員長、室井照平会津若松市長、高谷雄三県医師会長から御祝辞をいただき、盛大に行われました。

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