福島県立医科大学 研究成果情報

第41回日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会総会 優秀演題賞(令和3年10月受賞)(2022-09-28)

Nivolumab投与後に生じたcutaneous sarcoid/ sarcoid-like lesionの1例

本多 皓 (ほんだ・あき)
医学部 皮膚科学講座 病院助手
        
研究グループ
本多皓、 石川真郷、 山本俊幸(福島県立医科大学 皮膚科学講座)

今回の受賞について

日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会総会


 呼吸器科、眼科、循環器内科、皮膚科など、サルコイドーシスに関わる多数の診療科により構成される学会。

賞について


 優秀演題賞

概要

 頭頸部癌に対してNivolumab投与中、顔面・体幹に鱗屑を付着する母指頭大までの紅斑を生じ、病理組織で類上皮性肉芽腫を認め診断に至った一例。薬剤誘発性sarcoid/ sarcoid like lesionは、誘因となる薬剤投与との時間的関係で生じる全身性肉芽腫性反応で、臨床・病理組織学的にもサルコイドーシスとは区別がつかないが、誘因薬剤中止で改善する特徴がある。近年免疫チェックポイント阻害剤(ICI)による本症は増加、2022年2月までに84例が報告されている。うち基礎疾患は悪性黒色腫が8割と最も多く、罹患臓器は肺病変が8割、次いで5割で皮膚病変を生じていた。本症は比較的稀な疾患であるが、基礎疾患・罹患臓器からも皮膚科と関わりが深く、周知が必要と考え発表しました。


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