福島県立医科大学 研究成果情報

第18回日本消化器外科学会大会 若手奨励賞(令和2年11月受賞)(2020-12-08)

MR Elastographyを⽤いた肝線維化診断における肝内炎症が与える影響に関する検討

西間木 淳 (にしまぎ・あつし)
医学部 肝胆膵・移植外科学講座 助手
        
研究グループ
⻄間⽊ 淳, 佐藤 直哉, 鈴志野 聖⼦, 武藤 亮, 小船戸 康英, ⽯⻲ 輝英, 岡⽥ 良, ⽊村 隆, ⾒城 明, 志村 ⿓男, 丸橋 繁

今回の受賞について

日本消化器外科学会


消化器外科学の進歩並びに普及に貢献し,もって医療に関する学術文化並びに国民の福祉と医療の発展に寄与するとともに,社員及び会員である医師等の消化器外科学の研究,教育及び診療の向上を図ることを目的とする

賞について


若手奨励賞 

査読委員により選ばれた若手医師(40歳以下)による優れた演題に与えられる賞

概要

当科では肝切除術を受ける患者さんの術前の肝線維化を診断する方法としてMRIを用いた診療を行っている.低侵襲な肝線維化診断のひとつであるElastographyは高い診断能を有するが,超音波を用いて測定されるElastographyは肝内炎症に影響される可能性が報告されている.しかしMRIを用いて測定されたelastography(MRE)については十分な検討がなされていない.今回我々は当院で肝切除術を受けた患者群を対象として、術前にMREを用いて測定された肝弾性値(Liver stiffness値;LS値)と病理組織学的肝線維スコアおよび肝内炎症スコアの関連性を検討した。今回の結果からMREによるLS値を⽤いた肝線維化診断において肝内炎症は影響を及ぼさない可能性が示唆された。


関連サイト

連絡先

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