- 根本 大樹 (ねもと・だいき)
- 会津医療センター 小腸・大腸・肛門科学講座 助教
- 研究グループ
- 郭哲(会津大学)、根本大樹(会津医療センター)、朱欣(会津大学)、李欽(会津大学)、愛澤正人(会津医療センター)、歌野健一(会津医療センター)、五十畑則之(会津医療センター)、遠藤俊吾(会津医療センター)、アランレフォー(自治医科大学)、冨樫一智(会津医療センター)※郭哲と根本大樹は共同筆頭者
概要
論文掲載雑誌:「Digestive Endoscopy」(2020 Mar 16)
人工知能(AI)を活用した日常診療は、もはや近未来の現実である。会津大学と本学会津医療センターが共同開発した大腸内視鏡自動診断装置(特許申請中)の性能試験を100本のビデオで行ったところ、5㎜以下の小ポリープを的確に診断できることがわかった。AIの診断能は、熟練内視鏡医に匹敵し、若手内視鏡医を凌駕していた。AIが、モニターに1秒以上、出現するポリープのほぼすべてを捕捉できた点からは、ポリープ見逃しの抑制効果が期待される。現在、この自動診断装置の性能を実臨床で確認するための多施設共同臨床試験が進行しており、その結果は来春にも明らかとなる予定である。
連絡先
公立大学法人福島県立医科大学 会津医療センター 小腸・大腸・肛門科学講座
電話:0242-75-2100
FAX:0242-75-2568
メールアドレス:nemotoda@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため、一部全角標記しています)