- 日高 友郎 (ひだか・ともお)
- 医学部 衛生学・予防医学講座 講師
- 研究グループ
- 日高友郎・遠藤翔太・春日秀朗・増石有佑・各務竹康・熊谷智広・福島哲仁
概要
論文掲載雑誌:「BMJ Open」(2019年5月)
睡眠時間は長いけれども、疲れが取れない。このような質の悪い睡眠のことを非回復的睡眠と呼び、原因や予防策の研究が進んでいます。
本研究は、運動(意識的で目的を持った活動)と身体活動(日常の移動や作業で構成される活動)の有無を組み合わせ、そのパターンが非回復的睡眠にどのように関連しているのかを、年代・性別ごとに詳細に分けて調べました。
運動・身体活動が両方ある場合を基準として他のパターンと比較した結果、運動・身体活動のどちらか一方でも欠いてしまうと、非回復的睡眠になりやすくなることで概ね一貫していました。ただし、男性の40代は運動だけ、女性の40代は運動か身体活動のどちらか一方だけ、という条件でも、運動・身体活動の両方を行っている場合と同等の効果があることがわかりました。
本研究は福島県国民健康保険団体連合会によって提供された、大規模な健診データの解析結果に基づいています。年代・性別による違いを踏まえた上での運動指導・保健指導に繋がるよう、関係機関とさらなる連携を深めてまいります。
連絡先
公立大学法人福島県立医科大学 医学部 衛生学・予防医学講座
電話:024-547-1174 (内線2201)
FAX:同上
講座ホームページ:https://www.fmu.ac.jp/home/hygiene/index.html/
メールアドレス:hygi@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため、一部全角表記しています)