- 義久 精臣 (よしひさ・あきおみ)
- 循環器内科学講座・心臓病先進治療学講座(寄附講座) 教授
- 研究グループ
- 義久精臣、君島勇輔、喜古崇豊、佐藤 悠、渡邊俊介、菅野優紀、阿部諭史、巽 真希子、佐藤崇匡、鈴木 聡、及川雅啓、小林 淳、八巻尚洋、杉本浩一、国井浩行、中里和彦、鈴木 均、石田隆史、竹石恭知
概要
論文掲載雑誌:「International Journal of Cardiology」(2018 Mar.) 肺動脈性肺高血圧(PAH)患者における肝臓の線維化指標7S domain of collagen type IV (P4NP7S)と血行動態および生命予後の関連について検討した。 PAH患者連続76名をP4NP7S値に基づき分類(3分位)し、右心カテーテル検査所見および生命予後について比較検討した。第3分位では第1、第2分位と比して平均右房圧は高値であったが(10.0 vs. 5.7 and 6.0 mmHg, P=0.002)、平均肺動脈圧、肺動脈楔入圧、心拍出量、肺血管抵抗には3郡間で有意差を認めなかった。Kaplan-Meier解析では、第1から第3分位にかけて段階的に死亡率は上昇した(0, 13, and 36%, log-rank P=0.002)。Cox比例ハザード解析にてP4NP7Sは総死亡に関する独立した予後予測因子であった(HR 1.457, P<0.001)。 PAH患者においてP4NP7Sは中心静脈圧と関連し、予後予測因子となる。(義久 精臣)
連絡先
公立大学法人福島県立医科大学
医学部 循環器内科学講座・心臓病先進治療学講座(寄附講座) 教授 義久 精臣
電話 024-547-1190 / FAX 024-548-1821
循環器内科学講座ホームページ http://www.fmu.ac.jp/home/int-med1/intmed1main.htm
メール (スパムメール防止のため、一部全角表記しています)