福島県立医科大学 研究成果情報

第21回 日本腰痛学会 優秀論文賞 〔平成25年11月受賞〕(2013-11-01)

「腰部脊柱管狭窄の腰痛に対する除圧術の効果   ― 歩行負荷試験で誘発される症状による解析 ― 」

二階堂 琢也 (にかいどう・たくや)
福島県立医科大学 医学部 整形外科学講座 学内講師
        

今回の受賞について

【日本腰痛学会】
日本腰痛学会は、腰痛に関する学際的研究の進歩発展、知識の普及を図ることにより国民の健康の増進に寄与することを目的として平成5年(1993年)に設立されました。平成25年10月現在、医師、理学療法士、看護師など正会員853名を有しています。
当学会の優秀論文賞は、当該年度の学会誌に投稿され、編集委員の査読を受けた論文から1名が選出されます。選考委員会から選出された論文について、理事会の議を経て受賞者が決定となります。
このたび、二階堂学内講師が、昨年度(第20回)に引き続き、日本腰痛学会優秀論文賞を受賞しました。

概要

私はこれまで、腰痛の解析、治療、治療成績評価の研究に取り組んできました。 今回受賞した論文は、腰部脊柱管狭窄 の腰痛に対する除圧術の効果を、術前に行う歩行負荷試験で誘発される症状に着目して分析した研究結果をまとめたものです。 この結果から、手術前の歩行負荷試験の結果によって、除圧後に腰痛が改善するかどうかの手がかりが得られました。腰部脊柱管狭窄の術式選択において有用な結果であることが評価され、受賞に至りました。

(二階堂琢也)


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