福島県立医科大学 研究成果情報

第20回 日本腰痛学会 優秀論文賞 〔平成24年11月受賞〕(2012-11-03)

腰部脊柱管狭窄の腰痛に対する除圧術の効果   ― 疾患と神経障害型式による比較、前向きコホート研究 ―

二階堂 琢也 (にかいどう・たくや)
福島県立医科大学 医学部 整形外科学講座 学内講師
        

今回の受賞について

【日本腰痛学会】
日本腰痛学会は、腰痛に関する学際的研究の進歩発展、知識の普及を図ることにより国民の健康の増進に寄与することを目的として平成5年(1993年)に設立されました。平成24年10月現在、医師、理学療法士、看護師など正会員85名を有しています。
当学会の優秀論文賞は、当該年度の学会誌に投稿され、編集委員の査読を受けた論文から1名が選出されます。選考委員会から選出された論文について、理事会の議を経て受賞者が決定となります。
このたび、本学二階堂学内講師が日本腰痛学会優秀論文賞を受賞致しました。

〔関連サイト〕
第20回 日本腰痛学会 (http://www.congre.co.jp/jslsd2012/)

概要

私はこれまで、腰痛の解析、治療、治療成績評価の研究に取り組んできました。
今回受賞した論文は、腰部脊柱管狭窄の腰痛に対する除圧術の効果を、疾患と腰部脊柱管狭窄の神経障害型式別に前向きコホート研究を行い、その特徴を分析した研究結果をまとめたものです。
腰部脊柱管狭窄の原因疾患やその神経障害型式によって、除圧術の腰痛に対する効果が異なることが明らかになりました。
この結果は、腰部脊柱管狭窄の術式選択において有用な結果であることが評価され、受賞に至りました。


連絡先

公立大学法人福島県立医科大学 医学部 整形外科学講座
電話 024-547-1276 / FAX 024-548-5505
講座ホームページ http://www.fmu-orthop.org/
講座代表メールアドレス sfortho@fmu.ac.jp