福島県立医科大学 研究成果情報

オランダ医学誌「Public Health」掲載(令和5年6月19日オンライン)(2023-08-07)

地域住民の信頼の獲得を目的としたワクチン接種後の副反応に関する情報の地域密着型共有、福島県相馬市の事例

Community-based sharing of vaccine adverse event information for public trust: a case of Soma city in Fukushima, Japan

内山 大雅 (うちやま・たいが)
放射線健康管理学講座 MD-PhD学生
        
研究グループ
内山 大雅1、 瀧田 盛仁1,2、米村 浩幸3、坪倉 正治1,4、渋谷 健司4,5
1. 福島県立医科大学医学部放射線健康管理学講座
2. NPO法人医療ガバナンス研究所
3. 一般社団法人相馬郡医師会
4. 相馬市新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンター
5. 公益財団法人東京財団政策研究所

概要

論文掲載雑誌:「Public Health」(令和5年6月19日)


 ワクチン接種をする上で行政に対する市民の信頼は極めて重要である。相馬市は2011年に発生した東日本大震災で大きな被害を受けたが、そうした状況にも関わらず、自治体や地域社会は災害救助体制を確立してきた。そのような背景を持つ相馬市は、今回のパンデミックにおいて、地域密着型の集団接種を実施し、さらに市民の方々のワクチン接種後の副反応を調査してその結果をホームページで公表した。この調査では、3回目および4回目のブースター接種後に副反応を発症した人の増加はみられず、ブースター接種の安全性は初回および2回目の接種と同様であることが判明した。また、ファイザーワクチンとモデルナワクチンの2つの異なるワクチンで同様の安全性が確認された。


詳細及び各お問合せについては、下記のプレスリリースをご覧ください。

関連サイト

  • 論文
    https://authors.elsevier.com/c/1hHGY7bKC2NmY

連絡先

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電話:024-547-1111(代)

FAX:024-547-1991(代表)

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