HOME > 大学紹介 > 大学トピックス

福島県立医科大学 トピックス

総合科学教育研究センターが「第10回キッズラボ(タンパク質を使って)明かりをつけよう」を開催しました。

第10回医大総合科学キッズラボの様子
(プライバシー保護のため、児童生徒の画像を一部加工しています)

9月20日(木)、県立須賀川支援学校医大校(本学附属病院内)において、総合科学教育研究センター主催の実験教室「(タンパク質を使って)明かりをつけよう」が開催されました。

この「キッズラボ」は、当センターが地域連携の一つとして、医大校の協力を得て平成23年度から定期的に行っている取組です。附属病院で入院加療しながら医大校で学ぶ小学生〜中学生を対象に、センター所属教員がそれぞれの専門性をいかした実験や観察等の授業を行い、子どもたちの自然科学への興味と関心が育つ機会を提供しています。

今回は生物学を専門とする五十嵐城太郎先生が講師です。まず、ホタルの光は、ルシフェリン、酸素、ATPなどが、ルシフェラーゼという酵素の働きを受けて発生することを学びました。実験ではルシフェラーゼと発光に必要なその他の物質を混ぜるとホタルの光が発生することを観察しました。

皆が混ぜ終わったところで、部屋の明かりを消すと、透明だった液が黄緑色に光っています。「うわーっ、きれい」、「光ってる」、「ホタルの光だ」などの歓声が上がりました。次は、ルシフェラーゼを前とは別の液と混ぜました。すると、今度はオレンジ色の光を放っているではありませんか。ホタルの光とは明らかに違う赤みがかった光を子どもたちはしばらく見入っていました。液が酸性に傾いていることが色の違いを生み出すとのこと。酵素の多様な働きの一端に触れて、子どもたちはとても満足した様子でした。

〔キッズラボ開催実績〕
第1回「ゾウリムシの食胞観察」(平成23年7月13日)
第2回「電気を通す水、通さない水」(平成24年2月28日)
第3回「金環日食」(平成24年5月18日)
第4回「折り紙で幾何学体験」(平成25年2月26日)
第5回「チョウの鱗粉のふしぎ」(平成25年9月12日)
第6回「電気めっきでメダルを作ろう」(平成26年9月4日)
第7回「光ってなに?」(平成27年11月11日)
第8回「カエデの秘密」(平成28年9月2日)
第9回「空中ディスプレイ」(平成29年9月12日)

総合科学教育研究センター

http://www.fmu.ac.jp/home/icsh/

▲TOPへ