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Neal A Palafox 教授 来訪

2013/06/09

ハワイ大学の家庭医療学・地域保健学の教授のNeal A. Palafox先生が、当講座をご訪問くださいました。Palafox 教授は、1940-50年代に行われた核実験で被害を受けたマーシャル諸島住民の健康管理や医学教育に長年かかわってこられた方です。

 

6月4日には津波・原発事故の被害を受けている南相馬地区を訪れ、出港できずに停泊されている漁船を見て一変してしまった住民生活を思い、そしてそこから復興しようと動き始めている住民の皆さんと交流されました。

 

その後6月5日に福島県立医科大学へ来ていただきました。

 

当講座スタッフとの家庭医療についてのディスカッションでは、家庭医が行う研究について、これから家庭医を増やすためにどう学生に家庭医療の「ブランディング」をしていくか、など興味深い話題で議論がつきませんでした。

 

その後、特別講義として国際放射線セミナーが企画されました。

 

マーシャル諸島での核実験の経過、そして島民たちにどのような影響が及ぼされたのか、というお話と、その経験から、私たち福島の医療従事者に何ができるのか、という2つの話題をお話しいただきました。

 

私たち医療従事者が、これまでのデータを読むこと。誰かの考えを鵜呑みにするのではなく、データをもとに考えること。そして住民にメッセージを伝えるときには「信頼」が重要であること。家庭医にはその役割を果たせる可能性がある、というメッセージを頂きました。

 

終了後、福島市の中華料理屋で夕食を楽しんでいただき、NHKドラマ「八重の桜」の話題や、福島県の現状の話題で楽しく時間が過ぎて行きました。

Palafox教授、御訪問頂きありがとうございました!


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