家庭医療とは

家庭医療とは

家庭医療とは

「家庭医療」とは、どのような問題にもすぐに対応し、家族と地域の広がりの中で、疾患の背景にある問題を重視しながら、病気を持つひとを人間として理解し、からだとこころをバランスよくケアし、利用者との継続したパートナーシップを築き、そのケアに関わる多くの人と協力して、地域の健康ネットワークを創り、十分な説明と情報の提供を行うことに責任を持つ、家庭医によって提供される、医療サービスです。

よくトレーニングされた「家庭医」は、健康問題や病気の約8割を占める「日常よく遭遇する状態」を適切にケアすることができ、各科専門医やケアに関わる人々と連携し、患者の気持ち、家族の事情、地域の特性を考慮した、エビデンスに基づく「患者中心の医療」を実践できる専門医です。

ずいぶん長い定義ですが、この中には家庭医を特徴づける能力が網羅されています。「家庭医ってそんなことまでやるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

でもやるのです!

勿論、そのためには初期の段階から家庭医を特徴づける能力を身に付けることを意識した専門的研修が必要です。それを実現するために、当講座の研修は大学病院ではなく、福島県内各地の協力医療機関で地域に根差した研修を行っています。

家庭医を特徴づける能力

私たちは「家庭医療は進化したプライマリ・ケア」であると考えています。進化したプライマリ・ケアを実践するために、家庭医には、プライマリ・ケアに必要な5つの理念、近接性、包括性、協調性、継続性、責任性に加えて、以下に挙げる家庭医を特徴づける能力が求められます。

家庭医療専門医コースでは、これらの能力を身につけ、各地域の特性に合わせ、医療の現場で実践できるよう研修しています。


家庭医療
見学・実習希望
勉強会開催予定
フェイスブック公式ページ

pagetop