学生たちとの芋煮会

昨年の秋、福島市内にあるじょーもぴあ宮畑で、研究室の学生14人と教員4人で芋煮会を楽しみました。遠くに見える吾妻小富士がうっすら白く、北風が強い日でしたが、大鍋で作った芋煮は身体の芯まで温めてくれました。

東北地方の秋の風物詩である芋煮会ですが、その種類は県ごとに異なります。例えば、宮城県では豚肉を使い、味噌仕立てが特徴です。一方、山形県では牛肉を使い醤油ベースで、今回は山形の芋煮を作りました。材料は、牛肉に加え、里芋、長ねぎ、そして醤油と砂糖で調味したシンプルながら奥深い味わいが特徴です。学生たちだけで、前日から仕込んでおいた材料を合わせて味付けし作り上げました。「こんなに美味しい芋煮は初めて!」と声を揃えるほど、全員がその美味しさに感動しました。みんなで何度もおかわりをしてしまうほど!

ちなみに、芋煮をめぐっては「宮城風と山形風のどちらが美味しいか?」という論争が、しばしば、宮城県と山形県の間で話題になります。豚肉と味噌の濃厚な旨味が魅力の宮城風、そして牛肉と醤油のコク深い味わいが楽しめる山形風とは言われますが、宮城の私が食べても、悲しいですが「山形かなぁ~」。

今回は、普段見られない学生たちの笑顔や意外な一面に触れることができ、とても心温まる時間となりました。

大鍋で煮込まれた山形風の芋煮、里芋や牛肉、長ねぎが入っており、湯気が立ち上る温かい料理。

メッセージ一覧

ページの先頭へ戻る