福島県立医科大学 研究成果情報

第56回日本小児感染症学会学術集会 Young Investigator Award (YIA)(令和6年11月受賞)(2024-12-09)

RSウイルスの経時的なF蛋白アミノ酸変異とエピトープ特異抗体への感受性変化

岡部 永生 (おかべ・ひさお)
小児科学講座 助手
        
研究グループ
岡部 永生(1)、橋本 浩一(1)、則藤 桜子(1)、小野 貴志(1)、久米庸平(1)、浅野 裕一郎(1)、知識 美奈(1)、前田 創(1)、渡部 真裕(1)、増山 郁(2)、郷 勇人(1)、佐藤 晶論(1)、白戸 憲也(3)、細矢 光亮(1)
(1)福島県立医科大学 小児科学講座
(2)星総合病院 小児科
(3)国立感染症研究所 ウイルス第3部

今回の受賞について

【日本小児感染症学会】


小児における感染症の診断、治療、予防に関する研究とその普及を目的とした学会です。基礎研究、臨床研究の支援や、小児感染症の診断・治療に関する最新の知識の普及、ワクチンの推進、教育・人材育成、政策提言などの活動を行っています。

【賞について】


Young Investigator Award (YIA) は学術集会において40歳未満の若手研究者の優れた研究を表彰するものです。一次選考でYIA応募演題の中からYIA候補者が選出され、候補者は学術集会で口述発表を行い、受賞者が選出されます。

概要

本研究ではRSウイルスのF蛋白のアミノ酸変異と抗体感受性の変化を調査しました。2008年から2023年のウイルス株を解析し、RSウイルスのF蛋白は経年的に進化しており、抗体感受性も変化していることが明らかになりました。これまでに報告のない新たな変異も確認され、モニタリングの継続と幅広い予防戦略の重要性が示唆されました。(岡部永生)


連絡先

公立大学法人福島県立医科大学 医学部 小児科学講座
電話:024-547-1111(代)

FAX:024-548-6578
講座ホームページ:https://www.fmu.ac.jp/home/pediatrics/styled-7/

メールアドレス:hisa1988@fmu.ac.jp(スパムメール防止のため一部全角表記しています)