福島県立医科大学 研究成果情報

第32回日本バイオセラピィ学会 奨励賞(令和1年11月受賞)(2020-01-08)

腫瘍微小環境に着目したMSI-H大腸癌予後不良群の同定

遠藤 英成 (えんどう・えいせい)
医学部 消化管外科学講座 病院助手
        
研究グループ
遠藤英成、岡山洋和、山田玲央、中嶋正太郎、佐瀬善一郎、三村耕作、河野浩二

今回の受賞について

日本バイオセラピィ学会


日本バイオセラピィ学会はがんなどの難治疾患に対する免疫療法を確立するという目的として1987年に発足し、1999年より「日本バイオセラピィ学会」に名称変更後、新たなバイオセラピィの開発および実践の場として貢献しています。

令和元年の今回は進化するバイオセラピィ〜がん克服の夢の途中〜というテーマのもと岡山県岡山市で開催されました。

バイオセラピィ学会奨励賞


バイオセラピィ学会奨励賞とは、日本バイオセラピィ学会の発展に寄与するものと期待される若手会員1名に対し授与される賞です。

概要

癌は癌細胞とその周りにある線維芽細胞、毛細血管、免疫関連の血球細胞などから構成され、それを腫瘍微小環境と呼びます。当研究では腫瘍微小環境に着目しMSI-H大腸癌の分類を行いました。MSI-H大腸癌は免疫チェックポイント阻害薬の良いターゲットとして知られておりますが、その半数でTGF-β阻害剤や血管新生阻害薬を併用するコンビネーションセラピーが有用である可能性を発表しました。


関連サイト

連絡先

 公立大学法人福島県立医科大学 医学部 消化管外科学講座
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 講座ホームページ: http://www.fmu.ac.jp/cms/gi-tsurg/57-2.html

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