
- 和栗 聡 (わぐり・さとし)
- 医学部 解剖・組織学講座 教授
- 研究グループ
- 植村武文、亀高 諭、和栗 聡
概要
論文掲載雑誌:「Scientific Reports」〔イギリス〕(2018 Jan.22 online) がん細胞増殖を制御する新たなメカニズムの発見 本学医学部 解剖・組織学講座の植村武文講師と和栗聡教授は、細胞内の物流システムの中継点に相当するゴルジ体、エンドソーム、細胞膜の間の小胞を介したタンパク質輸送に注目し、約8年の歳月をかけて研究を続けてきました。 その過程で、GGA2(ギガ2)という細胞質因子がEGFRの量を調節することを見出しました。 具体的には、- GGA2がEGFRの膜貫通領域直下の細胞質ドメインと結合すること
- GGA2の量が低下すると、EGFRがリソソームという分解を専門に行う場所に運ばれて分解され(寿命が短くなって)、その量が低下してがん細胞の増殖が抑えられること
- 肝細胞がんと大腸がんの一部でGGA2タンパク質の量が多いことが分かり、このメカニズムががんの病態に関連すること
(植村武文・和栗 聡)
詳細及び各お問合せについては、下記のプレスリリースをご覧ください。
- プレスリリース(PDF)
連絡先
公立大学法人福島県立医科大学 医学部 解剖・組織学講座 講師
植村 武文
電話:024-547-1124/FAX:024-547-1124
講座ホームページ http://www.fmu.ac.jp/home/anatomy2/
メール:(スパムメール防止のため、一部全角表記しています)