福島県立医科大学 研究成果情報

鈴木金治泌尿器医学賞 〔平成27年4月受賞〕(2015-04-18)

小島 祥敬 (こじま・よしゆき)
福島県立医科大学 医学部泌尿器科学講座 教授
        

今回の受賞について

【 一般財団法人 鈴木泌尿器医学振興財団 】
泌尿器科疾患の疾病に苦しまれ昭和63年3月27日に他界された鈴木金治氏の妻である鈴木志げ子氏は、亡父の意志を受け継いで、医学振興を通じて人類の福祉に貢献したいと考え、やがてはその財産をその目的のために醵出することを志しました。
さらに生前からの事業の傍ら、教育事業と学術事業に深い理解を示し援助を惜しまなかった亡夫の意志を重んじ、また高齢化社会の到来とともに、斯分野医学振興が緊急を要することから、私財を投じて、平成3年8月8日文部大臣の許可を受けて設立されました。

【 鈴木金治泌尿器医学賞 】
本財団の趣旨と目的: 本財団の趣旨は、泌尿器疾患の原因を追究しその予防と治療体系の推進に貢献する臨床ならびに基礎的分野における重要且つ独創的な研究に対し助成等を行うことです。
また本財団の目的は、泌尿器医学に関する研究を助成し、医療の向上を図ることです。そのための事業としては、
1)泌尿器医学の研究に対する助成
2)泌尿器医学の学会、研究活動に対する助成
3)泌尿器医学の研究の国際交流に対する助成
そして、4)鈴木記念泌尿器医学賞の贈呈 の4つが主事業とされています。
この中で4)鈴木記念泌尿器医学賞は、日本の泌尿器科医学の発展に貢献した大家への顕彰する目的とする賞で、一般社団法人日本泌尿器科学会の8000名の学会員の中から、最も泌尿器医学の発展に貢献した学会員1名が受賞する賞です。

概要

今回、一般社団法人日本泌尿器科学会理事会の推薦のもと、鈴木泌尿器医学振興財団選考委員会および理事会の決議により、受賞することになりました。平成27年4月18~21日に、金沢で開催された第103回日本泌尿器科学会総会の開会式で授与式が行われました。
受賞理由は、1)泌尿器科学診療および研究におけるこれまでの目覚ましい業績 2)泌尿器医学界の指導者としてまた研究者として多大の功績をあげ、後進の育成に尽力したこと です。

(小島 祥敬)

 


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