12月4日(水)、講師に国立教育研究所主任研究官等に携わり日本の教育を牽引なさっている聖ウルスラ学院理事長、梶田叡一先生をお迎えし、「大学教育の改善のために―「印象」「心情」を越え「成果」を」と題してお話を伺いました。参加者は看護学部教員、附属病院看護師、大学院生等57名でした。

梶田先生からは、先生のこれまで教育に携わってきた豊富な経験を元に、教育の本質を改めて考える機会をいただきました。看護学教育にとっての「成果」とは何か、学生の体験を経験という知識や技術として認識できるようにすること、将来的には「自分の人生を充実し社会的役割を果たすこと」を目指すなど、引き込まれるお話しでした。先生の柔和な雰囲気の中で、人との出会い・ご縁を大切にするというメッセージにも心を動かされました。


参加者からも、「カリキュラムや授業評価の大切さが分かり、もっと評価を意識して授業を組み立てたいと思った。」「いろいろな立場からアプローチし得られた知見を共有させていただき、大変勉強になりました。」「教える上で自分が大切にしていることを振り返ることができた。」「先生のお話をお聞きして、今、目の前にいる学生との出会いを大切にしながら、教員として精進していきたいと感じました。」などの感想が寄せられました。
梶田先生からのメッセージを大切にし、今後も「教育とは何か」を探求しながら、学生さんと共に歩んでいきたいと思います。