研究科長挨拶

 看護学研究科は、看護の実践・研究・教育の場で活躍できる高度な専門知識、技術、実践能力を有する人材の育成を行い、看護学の創造と発展に貢献することを目指し、2002年に修士課程を開設しました。以来、129名の修了生(2023年3月末現在)を輩出し、看護実践の場や教育・研究機関において看護実践の質向上に貢献しようとする人材を育ててまいりました。

 2022年4月には博士後期課程(実践開発看護学領域)を開設し、既存の修士課程は 博士前期課程に変更して、看護学研究科は、前期2年・後期3年の区分を有する博士課程として再スタートしたところです。博士前期課程には、2023年4月に新たに「基礎看護学領域」、「母性看護学・助産学領域(助産師コース)」を開設します。博士後期課程は、複雑多様化する人々のニーズに応えるケア開発及びケアシステム開発の方法論を考究する「実践開発看護学」の構築および発展に資する研究を自立して行い、看護実践の質の向上を図る看護教育・研究者と、研究指導力を発揮して看護実践の変革を牽引できる看護実践指導者の育成を目的としています。

 看護学研究科は、人々のケアニーズに応え、エビデンスのある革新的なケアを創造する能力、包括的かつ継続的なケアシステムを開発する能力を備えた看護職を輩出し、福島の未来に貢献したいと願っています。また、社会人入学者に配慮して、博士前期・後期課程ともに長期履修制度や週末開講なども行っております。是非、看護学研究科でともに学び、ともに未来の看護を創造していきましょう。

看護学研究科長  髙橋 香子