2023年度臨地実習教育会議が行われました

【報告】 2023年度臨地実習教育会議

 2024年3月6日に2023年度臨地実習教育会議を開催しました。新型コロナウイルスの影響後、初の全対面方式で行われました。あいにく雪という悪天候に見舞われましたが、県内から51の実習施設、延べ95人の実習指導者、実習責任者にお集まりいただき活発な意見交換の場となりました。

今年度の全体会は「実習施設と大学が連携・協働しながら共に学生を育てる」をテーマに、福島県立医科大学附属病院手術部からは貝沼純氏、福島県総合療育センターからは水野亜希子氏、ふくしま在宅緩和ケアクリニックからは矢野順子氏を迎え、それぞれの実習担当教員と組み発表いただきました。発表者からは「学生、看護師の双方のやりがい感は実習施設への就職につながる」、「実習指導者は学生を理解し、病棟スタッフと学生をつなげる役割」、「学生の意見をスタッフの意見と同等に受け入れる」また「実習指導者と教員の関係性が実習の組み立てに影響を及ぼす」という内容の発表がありました。

 また全体会の前と後に分科会を行いました。分科会Ⅰの出席者は「地域包括ケア実習Ⅱ」8名、「地域包括ケア実習Ⅲ」12名、「基礎看護学実習Ⅱ」9名でした。分科会Ⅱの出席者は「基礎看護学実習Ⅰ」4名、「老年看護学実習」12名、「母性看護学実習」8名、「慢性期看護学実習」6名、「急性期看護学実習」6名、「小児看護学実習」8名、「公衆衛生看護学実習、地域看護学実習」10名、「精神看護学実習」12名でした。各領域に分かれ今年度の実習について意見交換を行い、来年度の実習に向けて学生の受け入れ体制を整える最初の機会となりました。