2023年度統合実習報告会が9月20日(水)に行われました

 4年生の統合実習報告会が9月20日(水)に行われました。これは、学生が、基礎・母性・小児・成人・精神・老年・地域看護学の6つの領域の中から、関心ある領域を選び、自ら見出した課題を達成するために3週間の実習を行った成果を発表するものです。

 成人看護学領域では、16名の学生が、自分の課題に応じて、救命救急センター、ICU、OPE室、婦人科病棟、肝・胆・膵を含む消化器病棟、血液科病棟、外科外来などで実習を行いました。報告会では、化学療法を受ける患者の援助に関すること、人工呼吸器装着中や婦人科系・消化器系の手術を受ける患者の苦痛に関すること、早期離床の援助、PICS-F発症予防、せん妄予防、術前・術中の不安緩和の援助、体温管理に関すること、術後回復への援助など、様々な視点で発表が行われました。患者の言葉や行動を細かく描写し、患者の思いを推し量り、ケアに結びつけるために努力をした内容で、自分のテーマや患者のために熱心に取り組んでいたことが伝わるものでした。

 参加者は、4年生だけでなく、3年生、1年生も加わり、活発に質疑応答がなされ、ユニットや病棟の指導者などスタッフの方から講評も頂き、学びの多いものとなりました。